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(MCU)映画『デッドプール&ウルヴァリン』は韓国でファンイベントを行い、主演のライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマン、監督のショーン・レヴィが登場した。この日は午前より韓国・ソウルでとメディア取材が実施。夜は同ソウル市内チャンチュン・アリーナ(奨忠体育館)で実施されたファンイベントに現地ファンが詰めかけた。特別にファンエリアに招待されたTHE RIVERがレポートする。

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アリーナは外観から内観も『デッドプール&ウルヴァリン』仕様。スタジアム内の中央には巨大な円形LEDディスプレイが設置され、その中央から本作のティザーポスターで使用されたデッドプールとウルヴァリンを模った巨大チャームが回転。特設ステージ上部には巨大LEDディスプレイが輝き、外周を囲むように円形のレッドカーペットがファンエリア内をめぐる。詰めかけた韓国のファンは約2,000名。マーベル・ヒーローのコスプレイヤーたちも見られた。

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イベントでは最初にプレショーが開催。映画にちなみ、「最高のベスト・フレンド」を来場者の中から決定するというゲームで、優勝者は後ほど登場するライアン&ヒュー&ショーン・レヴィと共にステージに上がり、ハグや記念撮影ができるというものだ。選ばれたファンはペアになり、クイズやジェスチャー・ゲームなどのミニゲームに挑んだ。

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一時間のプレショーの後、まずはショーン・レヴィ監督が、続いてライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマンがペアで登場。二手に分かれ、両サイドからレッドカーペットを周り、韓国のファンとサインや記念撮影の交流を行った。

40分ほどのファンサービスの後、一同は中央ステージに登壇。まずはジャックマンから「ソウルに戻ってこられて嬉しい」と挨拶。レイノルズも同様に挨拶し、昨晩はソウルで野球観戦に出かけたと紹介した。「この映画は6年くらいかけて作り上げました。僕の映画の中で最も誇りに思う作品です」。レヴィ監督が「韓国は今回が初めてです!皆さんのおかげで、早くも忘れ難いものになりました!」と呼びかけると、観客は大歓声で応える。

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ファンから寄せられた質問に応えるコーナーに。「あなたたちはハリウッド最高のベストフレンドですが、今作の撮影中、相手のことを“最高に愛らしい”と思った瞬間は何でしたか?」との質問に、レイノルズとジャックマンは「Aww」とため息。「最も、愛らしい……」とレイルズは考え込み、「僕たち、ずっと一緒にいたからね……」と繋げると、ジャックマンは「彼を何度も繰り返し殴った。彼は泣来ながら、“それでも、君を愛してる”と」。さらにレイノルズは「彼の頭をブチ抜いた。それでも次の日、僕と一緒にディナーに行ってくれる」と答えると、ジャックマンは「そうだよ。愛だね」と微笑んだ。

レヴィにも「彼らが最も愛おしかった瞬間」が尋ねられると、「一番最初に2人が赤いデッドプールと黄色いウルヴァリンのスーツ姿で登場した時です。その時は恋に落ちました。本物のヒーローが、目の前に現れたんですから」と回答。ライアンズは、「先月初めて気づきました。僕はスパイダーマンじゃないんですね」ととぼけた。

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続いての質問は、「もしも互いの役を交代して演じるとしたら、自分の方が上手く演じられそうだと思うことは何?」というもの。2人は興味深いという反応を見せ、レイノルズが「喋り、歩き、呼吸」と答えて笑いを誘う。張り合うようにしてジャックマンは、「彼のジョークやなんかは、全部僕が書いているんだ」と返した。

するとレイノルズは「僕の4歳の娘は、僕よりも彼のことが大好きなんです。ウルヴァリンの虜になっていて、真夜中に起きて“ウルヴァリンがくる!”と言い出すんです」と告白。「真夜中に起きちゃうの?」とジャックマンが聞くと、「うん、めっちゃ怖いよ」と答えた。

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質問コーナーを終えると、プレショーで開催された「最高のベストフレンド」ゲームの勝者ペアがステージに招かれた。憧れの2人と間近で対面した女性ペアは夢見心地の様子だ。「最高のベストフレンド」といいつつ、実はこのペアはまだ知り合って4ヶ月だそう。「4ヶ月!?」とレイノルズ&ジャックマンも仰天し、レヴィ監督が「どうやって優勝したの?」とツッコむと、レイノルズは「僕の足の捻挫歴より短い」とボケた。3人は優勝ペアを囲んでステージ上で記念撮影。さらにレイノルズが自身のスマホを取り出し、セルフィー撮影も。その間、会場は大歓声に包まれた。

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優勝ペアが降壇し、「新しいベストフレンドに会っていかがでしたか?」と尋ねられたレイノルズは「ちょっとガッカリだね」とボケ返しつつ、「すごくよかった。スウィートだね」と続けると、隣でジャックマンが「4ヶ月だって。僕と彼(レイノルズ)は17年にもなるけど」、レイノルズが「あんなに仲良しじゃない」と息を合わせた。

いよいよイベント終了の時間になると、レイノルズは「帰りたくないよ」と名残惜しい様子をみせ、ソウルにアパートを借りて住みたいとコメント。「どこに行けば会えますか?」と振られると、「住所?リッツカールトンの……」とボケる。

最後に別れの挨拶を求められると、ジャックマンは「ショーンやライアンの言ったことは本当で、皆さんの長年のサポートが本当にありがたいです」とコメント。レイノルズも韓国での温かい歓迎に感謝していると述べ、「ここにいる“シェーン”と“ハリー”を代表して御礼を言います」とボケ倒した。

するとレイノルズはステージ前の客席で何かに気づき駆け寄ると、ファンの1人が2人のために描いたと思われるフレーム入りのイラストを自ら受け取った。イラストに感心した様子でジャックマンにも絵を見せると、彼も感嘆の仕草を見せた。

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最後に、ステージ上のLEDで特別映像(本作の予告編映像に韓国ファンがYouTubeやSNS上のコメント欄で大盛りあがりする様子をテンポよくまとめたもの)が上映され、会場のファン全員が協力するサプライズ演出に。実はこの日、来場者ひとりひとりには以下のペンライトが一本ずつ配布されていたのだ。

まず「Best!」の掛け声でデッドプールの赤いペンライトを、「Friend!」でウルヴァリンの黄色を光らせ、最後に「Forever!」で全員がペンライトを振るというものだ。会場は鮮やかなレッド&イエローのライトに包まれ、3人は熱狂的な大歓声が響く中ステージから去っていったのだった。

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大勢の韓国ファンの熱狂ぶりが印象的だった一夜。ファンサービスの時間もたっぷりとり、レイノルズやジャックマンらはじっくり時間をかけてレッドカーペットを歩いていた。本作『デッドプール&ウルヴァリン』の日本公開は2024年7月24日だが、国内でもファンが盛り上がれば、きっと同様のチャンスが日本にも訪れるはずだ。日本でも、みんなで“頑張っちゃうぞ!(Maximum Effort!)"

なお、THE RIVERではこの渡韓でショーン・レヴィ監督へのインタビューに成功している。監督から語られたファン必読の話題は今後追って掲載する。

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