闘魂トレインの内覧会に出席した藤波辰爾(左)とアントキの猪木

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 2022年に死去した元プロレスラーのアントニオ猪木さんの展覧会「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」(20〜26日、東京・京王百貨店新宿店)の開催を記念して、京王電鉄が「闘魂トレイン」を16日から30日まで運行することになり、14日、川崎・若葉台車両基地で内覧会が開かれた。

 内覧会には弟子の藤波辰爾(70)と、猪木さんのモノマネタレント・アントキの猪木(51)が出席した。

 10両編成の闘魂トレインは、猪木さんのオリジナルヘッドマークをあしらい、全ての車内に98種の写真をアド・ギャラリー方式で掲示。若手時代の師・力道山との写真や、ムハマド・アリ、ハルク・ホーガンらとの写真などがズラリと貼り出されたり、つり下げられたりしている。

 藤波は「すごいねえ、ここまで。10両全部猪木さんですからね。見る人はずーっと立っていかなきゃいけない。朝から目が覚めるね。降りる駅で降り忘れるかもしれない。馬場さんも坂口さんもデストロイヤーもいるから往年のファンはたまらないし、知らずに乗り込んだ人は驚くだろうね。乗り合わせたお客さんの顔が見てみたい」と笑顔。「猪木さんがゆえのアレだろうね。受け入れられるのは、プロレスを超えた部分があるから」と、師の偉大さに改めて感じ入ったようだ。

 1988年4月22日、那覇・奥武山体育館での飛龍革命勃発時の写真に「懐かしいね、猪木さんに手を上げた」と見入るなど、アントキの猪木と猪木談議に花を咲かせていた。

 闘魂トレインの運行区間は京王線全線で、使用車両は9000系を1編成。運行情報は京王電鉄まで問い合わせのこと。