画像はアニメーション版『モアナと伝説の海』より
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 米ウォルト・ディズニー・カンパニーは現地時間12日、人気アニメーション『モアナと伝説の海』(2016)の実写映画版『モアナ(原題) / Moana』(2026年7月10日全米公開)のキャストを発表した。主人公モアナ役は、オーストラリア・シドニー出身の新鋭キャサリン・ラガイア(17)が務める。

 『モアナと伝説の海』は、太平洋に伝わる不思議な伝説に基づき、海に選ばれた16歳の少女モアナと、伝説の英雄マウイの冒険を描いたミュージカル・ファンタジー・アドベンチャー。実写版では、ドウェイン・ジョンソンがアニメと同じくマウイを演じ、モアナの声を担当したアウリイ・クラヴァーリョは出演せず、エグゼクティブ・プロデューサーに回る。

 祖父がサモアのファアーラ出身、祖母がレウルモエガ出身のキャサリンは「このキャラクターを受け入れることができて、とてもワクワクしています。モアナは私のお気に入りキャラクターの一人です」と米ディズニーのプレスリリースでコメント。「サモアや太平洋の島々に暮らす人々を賞賛する機会、そしてわたしと同じ少女たちを代表することができて、とても光栄です」と感謝をつづっている。

 あわせて、モアナの家族を演じるキャストも発表。モアナの父・トゥイ役は『ホビット 決戦のゆくえ』などのジョン・チュイ、モアナの母・シーナ役はドラマ「エクスパンス −巨獣めざめる−」のフランキー・アダムズ、モアナの良き相談相手となるタラおばあちゃん役は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のレナ・オーウェンが務める。

 メガホンを取るのは、ミュージカル「ハミルトン」などの演出家で知られるトーマス・ケイル監督。キャスト発表にあわせて「キャサリン、レナ、フランキー、ジョンとキャスティング段階で出会えて、本当に嬉しかった。撮影現場で共にできる日が待ち遠しいです」とコメントしており、モアナと一緒に旅をするニワトリ・ヘイヘイの登場も予告している。

 なお、『モアナと伝説の海』はアニメーション版の続編『モアナと伝説の海2』(12月6日全国公開)も控えており、こちらはアウリイが再びモアナの声を担当する。(編集部・倉本拓弥)