14年ぶりのK−1参戦でマイク・カラマスケタス(左)と対戦するエロール・ジマーマン ⒸK−1

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 「K−1」(13日、ルーマニア)

 旧K−1後期にトップ戦線で活躍し、「エロジマン」の愛称で親しまれたエロール・ジマーマン(38)=オランダ=が、ガラツィのスティールスタジアムで開催される「K−1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024」で、14年ぶりにK−1グループの大会に出場することになった。マイク・カラマスケタス(ギリシャ)と無差別級ワンマッチで対戦する。

 ジマーマンは2008年に「K−1ワールドGP」のアムステルダム大会で優勝し、ワールドGP初出場。同年のソウル大会でのファイナル16でグラウベ・フェイトーザ(ブラジル)に判定勝ちし、決勝トーナメントでもベスト4入りした。

 09年のワールドGP決勝トーナメントでは、準決勝でレミー・ボンヤスキー(オランダ)に敗退。10年にはセーム・シュルト(オランダ)のK−1スーパーヘビー級王座に挑戦するも判定負けを喫したが、トップ戦線をにぎわせた。12年にはイッツ・ショータイムで、現在は世界最大のキックボクシング団体であるグローリーの絶対王者リコ・ヴァーホーベン(オランダ)をKOしている。

 また、日本からはAKIRA Jr(33)=チームAj=が参戦し、レアンドロ・ディクモエ(オランダ)とライトヘビー級タイトルマッチで対戦する。AKIRA Jrは昨年7月、谷川聖哉に判定負けを喫しており、昨年は2戦2敗。今回が再起戦となる。ディクモエは3月にルーマニアの「King of Kings」でメインイベントを務めた強豪だ。