夜空に大きな月が浮かんでいるのを見ると、嬉しくなる。

それがこれほどまでに大きく、そしてまん丸だったら......そりゃあもう、テンションだだ上がりである。

周囲の街頭や信号にも負けず、煌々と辺りを照らす月。くっきりハッキリ、きれいな円形である。

こちらは2024年6月4日、愛知県在住のXユーザー・橋本(@Dosiyo_nn)さんが投稿した1枚。

添えられていたのは、こんな呟きだ。

「月めっちゃデカい!って言われて見たらこれ」

......すごい! ということだろうか? いいや、違う。

橋本さんは投稿にもう1枚の写真を添えていた。

「巨大満月」の正体とは

満月......と思っていたものに近付くと、そこには「ごはんや」、「食堂」といった文字が。

そう、その正体は、「安城高棚食堂」(愛知県安城市)の看板だったのだ!

5日、Jタウンネット記者の取材に応じた橋本さんによると、撮影したのは2日の午後8時頃。

この日の月齢は25.0。4日後には新月を迎える、細めの月が見えるはずの夜である。

そんな日に車内で妹に「月めっちゃデカい!」と教えられた橋本さんは、彼女が見ていたものを知り大笑い。

「私自身も何度も同じことを思ったことがあったのでやっぱりみんな考えるんだ、と思いました笑」(橋本さん)

あまりに月にそっくりな看板は、X上で10万件を超えるいいね(5日夕時点)が寄せられるなど、大きな話題に。ユーザーからはこんな声が寄せられている。

「色合いがめちゃくちゃ月なんよこれ」
「私もお月様みたいやなと思ったことあるから、めっちゃわかる」
「俺も一回間違えたわこれ」
「わかるこのお店の看板いつも月と間違える」

地元民にとっては共感必至の「あるある」らしい。