第2の“エクバンウォン”?ZEROBASEONEからRIIZEまで、第5世代のボーイズグループに注目

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K-POP界で新人ボーイズグループが勢いを強めている。EXO、BTS(防弾少年団)、Wanna Oneが、それぞれのグループ名の一部をとって“エクバンウォン”と呼ばれた時代を思い起こさせるという声もあがっている。

第5世代のボーイズグループはパワフルなパフォーマンスと共に、爽やかな雰囲気も生かし、音楽界で頭角を現している。

ZEROBASEONEは大規模なアイドルサバイバル番組Mnet「BOYS PLANET」を通じて選ばれたメンバーたちで構成され、オーディション番組出身であるからこそリアルに表現できる若者の不安や、輝かしい現在の姿をアルバムに盛り込んだ。デビューアルバム「YOUTH IN THE SHADE」には若者の美しさとメンバーたちの夢を、2ndミニアルバム「MELTING POINT」にはより大きな自信を持ったメンバーたちの姿を込めた。

そして最近、3rdミニアルバム「You had me at HELLO」でカムバック。同作は初日で100万枚の売上を記録し、ZEROBASEONEはデビュー作から3作連続で初日にミリオンセラーを達成した唯一のK-POPグループとなった。タイトル曲「Feel the POP」についてメンバーは「大衆性も持ちたいため、タイトル曲をイージーリスニングにした。辛い時や出勤する時、退勤する時にいつでも聞けるように考慮したので、たくさん聞いてほしい」と語った。

SMもRIIZEを通じて「SM3.0」の幕開けを知らせた。彼らはSM特有の“ファンダム(特定のファンの集まり)型”から大衆性に発展していく方式に従うよりは、誰もが気楽に聞くことのできる楽曲で人々を魅了し、さらに強力なファンダムも支持する方式で存在感を増している。

「Memories」「Get A Guitar」「Talk Sexy」につながるコンセプトの変化が目を引き、RIIZEの名前を強く印象付けた「Love 119」もリスナーから愛されている。同曲はバンドiziの「救急室(Emergency Room)」をサンプリングした楽曲だ。同曲は2005年に放送されたラブコメディドラマ「快傑春香」のOST(挿入歌)としても人気を博し、カラオケの人気ランキングでも上位をキープした。

特に「Love 119」の最初の部分にはIZIのオ・ジンソンの声をそのまま盛り込んだが、そこからビートが早く変わり、RIIZEの魅力を表した。先月リリースした新曲「Impossible」ではハウスダンスに挑戦して新たな魅力を見せ、6月17日には1stミニアルバム「RIIZING」を発売。さらに9月には日本デビューも決定しており、彼らのさらなる飛躍に注目が集まっている。

“SEVENTEENの弟グループ”として注目を集めたTWSも人気を博している。TWSが1月に発売したデビューアルバムのタイトル曲「plot twist(初めての出会いは計画通りにいかない)」は、公開から約1週間でMelOnTOPにチャートインし、最近のマーケティングには欠かせないショートフォームでもブームを巻き起こし、速いスピードでグループの名前が浸透した。彼らは最近、6月24日にカムバックすることを発表しており、今度はどのような楽曲で人々を魅了するのか、期待が高まっている。

3つのグループの特徴は、イージーリスニングをベースに、音源でも好成績をおさめていることだ。もちろん、数曲の成果だけで判断するのは難しいという意見もあるが、これまで人々に強い印象を与えたいくつかのグループを除けば、男性アイドルが音楽ランキングで好成績を収めることは女性アイドルに比べて難しい傾向があった。

このような理由から、一部ではZEROBASEONE、RIIZE、TWSが第2のEXO、BTS、Wanna Oneのような存在になるのではないかと予測する声があがっている。

彼らの他にも、最近のボーイズグループは気楽に聞くことができる“イージーリスニング”曲を発売し、ダンスチャレンジなどのSNSで注目を集めた後、音楽ランキングにランクインするケースが多い。

「ボーイズグループはCDは強いが、音源は弱い」という言葉も彼らには当てはまらない。彼らが新人グループとしてこのまま勢いに乗り、先輩グループのように人気を確固なものとし、第5世代を代表するアイドルグループとしてK-POPの歴史に名を残す存在になるのか、これからが注目される。