阪急電鉄塚口駅(C)共同通信社

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盗撮動画を所長に褒められるのがうれしかった」

婚約中の露出変態カップル「ハメ撮りプレー動画」の価値 約2年で9500万円荒稼ぎできたワケ

 電車内パンチラマニアの男は、所長に褒められたい一心で「盗撮作品」を「電車対面パンチラ研究所」サイトに提供していた。

 兵庫県警生活安全特別捜査隊は22日、駅構内で女性の下着盗撮し、提供したとして兵庫県川西市の能勢電鉄社員の川西琢也容疑者(31)と、盗撮画像を第三者に提供する目的で保管したとして、「電車対面パンチラ研究所」のサイトを運営する名古屋市緑区の配送業の大橋正斉容疑者(34)をそれぞれ性的姿態撮影処罰法違反と同法の記録保管容疑で逮捕した。

 川西容疑者は昨年9月10日朝、阪急電鉄塚口駅構内のエスカレーターで、背後から女性(当時24)のスカートにスマホを差し入れてパンティーを盗撮

 その盗撮画像を「電車対面パンチラ研究所」に提供していた。被害に遭った女性が伊丹署に相談。防犯カメラの映像から川西容疑者の関与が浮上した。

「川西は塚口駅構内で盗撮した後、ミニスカート姿の女性の後をつけ、一緒に阪急伊丹線に乗り込んだ。電車内で女性の正面に座り、6分間ほど、スマホで対面パンチラ動画を撮影しとった。さらに伊丹駅で電車を降りた女性の後を追いかけ、駅構内にいた女性の背後でしゃがみ込み、盗撮を続けとった。あまりにも露骨やったもんやから、さすがに女性も怪しいと思い、盗撮されていることに気付いた」(捜査事情通)

 能勢電鉄は阪急電鉄の子会社で、阪急の車両が「のせでん」の駅に乗り入れている。川西容疑者の自宅からは約3000点の盗撮画像が見つかり、そのほとんどが駅構内や電車内で撮影されたものだった。

 一方、大橋容疑者は約3年前に「電車対面パンチラ研究所」を開設。サイト閲覧者から「所長」と呼ばれ、川西容疑者も所長を師と仰ぐ利用者の一人だった。

「川西はサイトに画像の説明などのコメントを残していた。それを読んだ大橋は『熱心な閲覧者がおるなぁ』と感心し、ベタ褒めしたようや。自分が高く評価されたと思った川西は大喜びし、2人は意気投合。お互いメールでやりとりするようになった。ファイル共有プラットフォームの『Googleドライブ』で盗撮動画を共有し、作品を相互観賞しとったんや」(前出の捜査事情通)

 川西容疑者は大橋容疑者に無償で盗撮画像を提供。大橋容疑者は自ら盗撮した画像の販売とサイトの広告費を合わせて約1000万円の利益を上げていた。大橋容疑者のハードディスクからは、約1万点のエロ画像が見つかった。

 大橋容疑者は自身のサイトで「(電車内は)パンチラを長時間、しかも自然体で見ることができる最高の場所」とこだわりを持ち、そんな大橋容疑者に「褒められたい」ために鉄道会社社員が電車内で盗撮を繰り返すとは、開いた口がふさがらない。