広島・坂倉の痛恨失策はなぜ起きた?野村弘樹氏は捕球時に見せた一瞬の迷いを解説
![広島・新井監督](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/c/fcf6d_1424_1c2ee254_02078d80-m.jpg)
広島は23日、本拠地での阪神戦に1−2で敗戦。首位攻防カードは負け越しで終わり、阪神とのゲーム差は「2.5」に広がった。
勝って少しでも阪神とのゲーム差を縮めたかった広島だが、1勝1敗で迎えたこの試合では初回に先制されると、相手先発の西勇輝の前にあと一本が出ない。それでも投手陣が奮投し、0-1の接戦で迎えた7回の守備で痛いミスがあった。
その後は8回に1点を返すも反撃もここまでとなった広島だが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では勝敗を分けたプレーとして同場面での失策が話題になった。
番組MCを務めた野村弘樹氏は「エラーはつきものなんですけど、見てるとボールを取りに行ってピッチャーが取れると思って戻りながら躊躇してまた取りに行った」と坂倉の“迷い”を指摘し、「ちょっと慌てたとは言え、やっぱり人がいない所に投げちゃいけないですよね」と解説。
同じく出演した大矢明彦氏も「恐らくね、坂倉はもうセカンドが(カバーに)入ってると思っちゃって投げたんだろうね。だから振り向きざまにトスしに行っちゃった」と分析し、内野間での連携不足を挙げてミスの原因を語った。
坂倉自身の焦りが招いた事態なのか、はたまた連携不足か……。真相は不明だが、走者を三塁まで進ませた事が重い犠飛に繋がっただけに、悔やんでも悔やみきれないプレーとなったのも事実。大矢氏は最後に「カープは終盤に本当にいいチャンスを作りましたけど、あとは選手がそこで働いてくれるかどうかだった。この壁を越えていかないとタイガースは抜けないんだよね」と野手全体にさらなる奮起を求めて締めくくった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』