巨人 聖地虎キラーダブル起用 戸郷先陣「甲子園は好き」通算６勝３敗 ３戦目・菅野は防御率１・８３

　聖地の虎キラーをダブル起用だ。２４日からの阪神３連戦（甲子園）で先発する戸郷翔征投手（２４）と菅野智之投手（３４）が２３日、川崎市のジャイアンツ球場で調整後、必勝へ強い意気込みを示した。

　今季の甲子園は２敗（１分）と苦戦しており、まずは戸郷が２４日に先陣を切る。昨季の王者で今季も首位を走る強敵だが、エースは確かな自信をうかがわせる。「甲子園は好き。阪神も苦手意識が普通の人よりはない。結構、投げているから」。その言葉通りプロでの甲子園の通算は１２試合で６勝３敗、防御率３・２３。「何とか勝ちを付けます」と力強く誓った。

　２戦目・赤星に続き、２６日の３戦目に先発するのが菅野だ。体調不良を訴え１６日に抹消されており復帰戦となる。右腕の甲子園での阪神戦通算も２２試合で１１勝４敗、防御率１・８３と抜群の相性を誇る。「投げる以上は結果を求められると思うし、責任をしっかり果たしたい」と決意を込める。

　チームはここまで今季ワーストの４連敗中。交流戦前最後のカードとなる伝統の一戦で、大黒柱を２枚投入して勝ち越しを狙う。