マンC親会社、ジローナCL出場には株式一部売却が必要 UEFA
![23-24スペイン1部リーグ第34節、ジローナ対FCバルセロナ。欧州チャンピオンズリーグのトロフィーに似せたトロフィーを手にするジローナのサポーター(2024年5月4日撮影)。(c)LLUIS GENE/ AFP](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/b/bb2b1_1351_1d9d5d5e_b5a5a213-m.jpg)
UEFAのクラブ財務管理組織(CFCB)は14日、複数クラブの所有に関するルールの更新を知らせる書簡を関係者に送付した。内容は同一オーナーの2チームが同じ欧州大会に出場することを禁じるもので、過半数株を所有することによる「支配」だけでなく、一つのオーナーが複数クラブに対して「決定的な影響力」を持つケースも適用の対象になるとされた。
CFGはジローナの過半数株主ではないが、CFCBによると、クラブの株式全体の30パーセント以上を保有している場合などは、「クラブの意思決定において決定的な影響力を行使する能力」に該当する。
そのため、シティとジローナが来季のチャンピオンズリーグにともに出場するためには、CFGはUEFAが定める6月3日の期限までにジローナの株を一部売却する必要がある。一般的に経済的に好ましくないとされている株式の性急な売却を避けるため、CFCBはUEFAの監督下にある「ブラインド・トラスト(白紙委任信託)」にクラブの株式を移すというオプションを用意しているが、来季限りの一時的な措置となる。
UEFAのルールに従えない場合は、リーグ戦順位の低い方がヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2024-25)に回ることになり、今回のケースではジローナがヨーローッパリーグ行きになる可能性が高い。
【翻訳編集】AFPBB News
■関連記事
・マンCの親会社がジローナの大株主に、共同オーナーはペップ監督の実弟
・【写真特集】「世界最高峰の舞台」欧州CLでプレーした主なアジア人選手
・【写真特集】欧州チャンピオンズリーグ、100試合出場を果たした名選手