サッカー欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦、パリ・サンジェルマン対ボルシア・ドルトムント。敗戦後、観客の声に拍手で応えるパリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督(2024年5月7日撮影)。(c)MIGUEL MEDINA  / AFP

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【AFP=時事】7日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝第2戦でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)に敗れ、敗退したパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG、フランス)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が、結果は「不公平」だがチームを「誇り」に思うと断言した。

 この日のホームでの第2戦を0-1で落としたPSGは、2戦合計スコア0-2で敗退。6月1日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる決勝行きを逃す結果となった。

 2014-15シーズンにスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でチャンピオンズリーグ制覇を経験している指揮官は、報道陣に対して「残念な気持ちだ。それ以外にない。目標を達成できなかった」と嘆き、第1戦でもあった枠に当たるシュートがこの日は後半4回あった点を指摘。「2試合を通じて劣っていたとは思わない。われわれは枠に6回阻まれた。サッカーは、時にフェアではないのがおもしろい。31本シュートを打って1点も入らなかった」とコメントした。

 しかし、「今回はサッカーがわれわれに対して公平ではなかった。それを受け入れ、決勝へ進出したチームを祝福し、この結果を悲しんで、失意を乗り越えなくては」としながらも、ルイス・エンリケ監督は「チームをとても誇りに思う。それは間違いない。敗戦の責任は誰よりも私にあるし、選手全員の姿勢と振る舞いに満足している」と続けた。

「普段の私は、試合後の選手とは話をしないが、きょうは例外だった。なんとか選手たちを励まそうとしたが、こういう敗戦の後では、何を言っても慰めにはならない」

「それでもこれが人生だし、これがスポーツだ。勝ち方を知るのも重要だが、負け方を知るのも大切だ」

「ドルトムントをたたえ、敗戦を受け入れなくてはならない」

【翻訳編集】AFPBB News

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