ユーベがCL出場へ前進、ミランは不満のサポが沈黙の抗議
![23-24イタリア・セリエA第35節、ASローマ対ユベントス。ボールを競るASローマのラスムス・クリステンセン(右)とユベントスのアドリアン・ラビオ(2024年5月5日撮影)。(c)Andreas SOLARO / AFP](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/5/e51b2_1351_1d3ce82e_154c7f9d-m.jpg)
序盤、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)に先制点を許したユベントスだったが、ブレーメル(Gleison Bremer Silva Nascimento)が31分に同点弾を決めた。
3位につけるユベントスは、ここ14試合でわずか2勝にとどまっているものの、6位アタランタ(Atalanta)には勝ち点9差をつけており、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得に前進している。
一方、2位のACミラン(AC Milan)は3‐3でジェノア(Genoa CFC)とドロー。失望のシーズンが終盤を迎える中、サポーターから沈黙という仕打ちを受けた。
サポーターたちはクラブの改善を要求する横断幕を広げると、ウルトラス(過激なサポーター)は終始沈黙して抗議。チームは、75分のオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで一時3‐2と勝ち越したが、その後87分にマリック・ティアウ(Malick Thiaw)がオウンゴールを献上した。
ミランは欧州チャンピオンズリーグ出場権をほぼ手中に収めているが、サポーターの不満は地元のライバルで今季優勝を飾ったインテル(Inter Milan)に勝ち点18差をつけられていることにある。
またヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)では同じセリエAのローマに敗れて大会から姿を消しており、約5年指揮を執ったステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はシーズン終了後の解任が見込まれている。
指揮官は試合後、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「ファンがあの形の抗議を選んだのだから尊重しなければならない。この数年、ファンは常に非常に貴重な存在であり、あの抗議のやり方は彼らなりの理由があるのだろう」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
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