ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領。首都キーウで。大統領府提供(2024年4月29日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / UKRAINIAN PRESIDENTIAL PRESS SERVICE

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【AFP=時事】ロシアは4日までに、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領を指名手配した。これを受けウクライナ政府は、ロシアが「破れかぶれ」になっていることの表れだと一蹴した。

 ロシア内務省のサイトの「指名手配」リストに、ゼレンスキー氏の名前が掲載された。「刑法の条文に基づく」ものとしているが、詳細は不明。ロシア当局からのコメントもこれまでのところ得られていない。

 ウクライナ外務省は、「ロシアの国家機構とプロパガンダが破れかぶれになり、注目を集めるためのでっち上げに躍起になっている」ことを示すものだと述べた。

 ゼレンスキー氏に加え、オレクサンドル・パブリュク(Oleksandr Pavliuk)陸軍司令官とペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)元大統領も指名手配された。

 ロシア政府は2月には、エストニアによるソ連時代の記念碑の撤去を受け、「歴史的記憶の冒瀆(ぼうとく)」だとしてカヤ・カラス(Kaja Kallas)首相を指名手配した。

【翻訳編集】AFPBB News

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