韓日財務相、為替の過剰変動に対処する用意あると表明

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[ソウル 17日 ロイター] - 韓国企画財政省は17日、崔相穆企画財政相と日本の鈴木俊一財務相が最近の自国通貨安に深刻な懸念を表明したと発表した。

米ワシントンで16日に開いた会談で、両氏は外国為替市場の過剰な変動を安定させる措置を講じる用意があると述べたという。

外為市場では米国の早期利下げ観測後退を背景にウォンや円など多くの通貨が下落している。

17日のウォンは一時1ドル=1382.6ウォンまで上昇。前日記録した1年5カ月ぶり安値の1400ウォンから1.26%上昇した。

円は16日に一時1ドル=154.79円と、34年ぶりの安値に下落。17日は154.64円付近で取引されている。

日米韓は17日、ワシントンで開く国際通貨基金(IMF)や20カ国・地域(G20)の会合の合間に初の財務相会談を実施する。

これとは別に、韓国銀行(中央銀行)の李昌ヨン総裁はワシントンでCNBCのインタビューに応じ、最近の為替の動きはやや行き過ぎで、中銀には市場を落ち着かせる措置を導入する用意があると述べた。