シオンは、「活動最初の週に(NCT WISHの)ファンの皆さんだけが参加する事前収録が実施されて、そこでファンの皆さんからものすごいエネルギーをもらいました。応援を一身に浴びながらパフォーマンスをしたので、ステージの楽しさをより実感しました」と語っている。これにはユウシも「ファンの皆さんがペンライトを持って叫ぶ姿を目にした時、パワーをもらいました」と共感した。

2人の言葉に「ファンサイン会の時に、皆さんが僕たちを見て『元気が出る』と話してくれたのが嬉しかったです」と付け加えたリクは、日本で有名芸能人として活躍する“ある人物”についても語っている。彼のいとこである、モーニング娘。の元メンバー高橋愛のことだ。

「プレデビューツアーの時に(高橋愛が)会場に来てくれて、SNSに僕たちに関する写真と応援メッセージを投稿してくれました」と口を開いたリクは、「そんなふうに、ずっと応援してくれています。幼い頃に姉さんのステージを見ていましたが、(当時から)ファンと通じ合っている姿が印象的でした」と彼女にまつわるエピソードを明らかにした。

NCT WISHは、1ヶ月という短い期間の中で目覚ましい成長を遂げた。これについてリョウは、NCT WISHを輩出したプレデビューリアリティ「NCT Universe:LASTART」に言及しながら「番組放送当時は(皆さんに)何を見せたいのかが漠然としていましたが、最近は『見せたいキリングパート(歌で人の心を掴む部分)を生かして、自分の魅力を最大限に披露できるように』という目標を持って練習に臨めるようになりました。観察力が向上したようです」と語った。

サクヤもまた「ステージの過程で大きく成長した」とし、ジェヒは「プレデビューツアーでは実力的な部分だけでなく、ファンとどのように通じ合うかを学び、韓国での活動と異なる点も実感しました。プレデビューツアー以降ファンの皆さんとお会いする機会がますます増えて、韓国での活動中も皆さんと楽しい時間を過ごすことができました」と説明した。

チームワークも次第によくなったという。

シオンは「僕とユウシ以外は、長い付き合いではありません。日本の9都市で20回以上ステージを披露したプレデビューツアーを通じて、次第に息が合ってきました。『WISH』のミュージックビデオを撮影して活動を準備する過程でも、お互いに辛い時に励ましあってたくさんの話を交わしました。ますます息が合っている気がします」とメンバー間の結束力について明らかにした。

正式なお披露目の場となった「SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE@TOKYO」では「さまざまな感情が入り混じった」としつつも、先輩アーティストらのパフォーマンスから学ぶことが多かったという彼ら。

サクヤは「東京ドームのステージを前にした時が、人生で一番緊張した瞬間でした。緊張しすぎて頭が真っ白になって、客席をまともに見ることができませんでした。夢のステージでした」と打ち明け、「ステージに上がった時は気持ちよかったし、パフォーマンスを終えた時もスッキリした気持ちでした。次は東京ドームで僕たちのコンサートをやりたいです」と感想を伝えた。

リョウはサクヤの言葉に付け加えるように「幼い頃からSMエンターテインメントの先輩たちが好きで、東京ドームで同じステージに立っていることが不思議でした。僕にとっては、憧れの先輩たちと同じステージに立てたという意味が大きいコンサートでした」とコメント。「NCTの名にふさわしい実力を育てて、うまくやらなければという考えしかありませんでした、僕たちが新人としてNCTというグループに入るということで、かなりのプレッシャーを感じています」と自身の心構えについても語った。