世界的に話題を呼ぶサウジ・プロフェッショナルリーグ photo/Getty Images

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アル・ナスルがFWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したのを始まりとし、サウジアラビア国内リーグには欧州から多くのスター選手が参戦している。

実際にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ではアル・ヒラルが準決勝まで勝ち進むなど、アジアのサッカーを盛り上げているのは確かだ。しかし、国内の盛り上がりに関してはまだまだ問題がある。

英『The Sun』によると、リーグの1試合平均観客は8321人に留まるという。イングランドとは環境が異なるとはいえ、同メディアは参考としてイングランド4部相当となるリーグ2所属のスウィンドン・タウンの平均観客が8470人だと紹介している。しかもスウィンドンはリーグ2の中でも24チーム中19位と下位に沈んでいるクラブだ。

サウジアラビア国内リーグの観客は昨季から10%減少していて、ロナウドにサディオ・マネ、アレクサンダル・ミトロビッチ、セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチらスターが参入しているとは思えぬ現象が起きている。

もちろんサウジアラビア側も色々と検討はしている。同国では2034年のワールドカップ開催が1つの目標となっていて、次のアジアカップ2027の開催国もサウジアラビアだ。現在はそれに向けてスタジアムの建設が進められていて、収容4万人を超えるスタジアムを14ほど作りたい考えだ。現在この条件を満たしているのは2つだけとなっており、そうした環境整備からリーグの状況を変えたいようだ。

現段階では大成功とは言えないが、今後10年でどこまでリーグは拡大するか。