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5万人のダイエットを成功させた健康運動指導士・植森美緒の新刊『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』では、自身が椎間板ヘルニアと診断された過去の経験と35年の指導経験から、体の痛みを消すメソッドを紹介しています。日常のあらゆる場面で痛みの出ない動作を身につければ、いま痛い部分の痛みが出なくなり、全身の痛みが解消します。長い人生、どこも痛くない体は大きな財産になります!

立ち上がれないときの移動手段

 突然の激しい腰痛で家の中で立てなくなって困ったら、がんばって立とうとせずに、つかまれるものがあるところまで「ほふく前進」で移動するほうが賢明です。

 また、歩くだけでもつらいときは、フローリングならバスタオル、カーペットならビニールシートやポリ袋を体の下に敷くとよりスムーズに移動できます。

 痛みをガマンして歩くのではなく、緊急時の動作や身近なものを活用することで、痛みから格段に早く回復することができます。痛みの程度に応じてお試しください。

壁やテーブル、傘などを使う

 ほふく前進するほどではないけれど痛みがつらいときにおすすめの方法です。壁やテーブルを支えにしながら、場合によっては傘などを杖代わりにして歩くと、とてもラクです。

激痛で動けない! ぎっくり腰対処法

 知人が腰痛で立ち上がれなくなり、困りはてて電話がかかってきたことがあります。とにかく安静第一で、少しでもラクな体勢で横になるように伝えました。

 腰の激痛は無理さえしなければ、1〜3日でかなり落ち着きます。

 そして、強い痛みがとれてからは安静にしすぎないこと。
 本書の動作で腰をいたわりながら最短で回復を目指しましょう。

*本記事は『イラストでわかる 肩・腰・ひざの痛みが消える日常動作大図鑑』から、抜粋・編集して構成したものです。

*著者/植森美緒(健康運動指導士) 監修/金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授・整形外科専門医・脊椎脊髄病医)

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