前半途中に交代を余儀なくされたブスケッツ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 数々の世界的なビッグネームを擁して臨んだプレシーズンツアーだが、大きな喧騒を呼んでいる。

 リオネル・メッシを筆頭に、ルイス・スアレスやセルジオ・ブスケッツといった元バルセロナのスターたちが所属するインテル・マイアミは、今月のMLS開幕を前にアジアツアーを行っている。

 だが、メッシとクリスチアーノ・ロナウドの対決が注目されたサウジアラビアでのアル・ナスル戦は、後者が負傷で欠場。さらにインテル・マイアミが大量6失点で0−6と完敗した。

 先週末に香港で行われた地元の選抜チームとの親善試合では、メッシが内転筋のケガで欠場。地元ファンから大きなブーイングが浴びせられ、地元当局が声明で失望を表明するなど大きな騒ぎとなり、世界的なニュースとなっている。

 そして迎えた2月7日、インテル・マイアミは国立競技場で昨季J1王者のヴィッセル神戸とのプレシーズンマッチに臨んだ。0−0の末にPK戦でインテル・マイアミが敗れたこの試合で、今度はブスケッツの負傷が世界の注目を集めた。

 前半、ドリブルしていた神戸の大迫勇也に対応しようとしたブスケッツは、左足を出すと、パスを出した大迫の右足に足首を踏まれるかたちに。そのままブスケッツは交代を余儀なくされている。
【動画】神戸対インテル・マイアミのPK戦!
 これを受け、英紙『Mirror』は「中盤のマエストロであるブスケッツの負傷の可能性は、インテル・マイアミのプレシーズンツアーの悪夢をさらに悪化させた」と報じている。

「先日、彼らはツアー中の試合にメッシを起用せず、ベッカムがブーイングを浴びせられたところだ」

「ブスケッツは自らの足でピッチを後にしたが、この件はインテル・マイアミにとって、忘れ去るべきプレシーズンにおける新たな痛手となった」

 不本意なニュースが相次いだことで、Mirror紙は「ツアーは成功したというよりも、大半がひどいパフォーマンスや物議を醸したことに台無しにされた」と伝えている。

 インテル・マイアミはどのように約2週間後のMLS開幕を迎えることになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部