ソフトウェアテスト・品質コンサルティング事業を展開するAGESTは2月2日、同社のテストと開発の両スキルを持つQA(quality assurance)エンジニアがAIでソースコードレビューを行い、内容を精査しレポートで提出する新サービス「AIテクニカルコードレビュー」を開始することを発表した。

○エンジニアがAIと協力してソースコードレビュー

AIテクニカルコードレビュー(公式Webサイト)

サービスは、テストの前段階の開発・ビルド工程で、品質向上のためのレビューやソフトウェアテストを行うソリューション「QA for Development」の新ライナップとして提供。開発とテストの両方に精通した"次世代QAエンジニア"が、AIと協力して作業を行う「Human-AI Teaming」手法でソースコードのレビューを行い、問題点や修正点などの提案をレポートとして提出する。

AIによるレビューは、同社独自のレビュー観点とAI研究機関「AGEST AI Lab.」の成果を活用したプロンプト・ツールにより生成され、エンジニアが出力の妥当性を検証しレポートを提出する。ソースコードの受領からヒアリング、レビュー実施、レポート作成まで約1〜2週間で提出可能でソフトウェア開発を迅速に行いたい企業や開発の効率化を狙う企業に向けたサービスとなる。

通常のコードレビューとAGESTの「AIテクニカルコードレビュー」の違い(同社資料より)

「AIテクニカルコードレビュー」の流れ(同社資料より)

同社では、WebサイトでどうやってAIを使ってコードレビューを行うかを扱った記事「AIを使ってコードレビューをやってみた」を掲載しており、サービス内容を確認できる。