米Boseは1月18日(現地時間)、オープンイヤースタイルのワイヤレスイヤホン「Kith for Bose Ultra Open Earbuds」を発表した。イヤーカフのように装着するファッション性の高いデザインを特徴としている。ファッション・ライフスタイル・ブランドKithとのコラボレーションによる限定モデルであり、Bose製品としての展開に関する詳細は明らかにしていない。価格は300ドル。1月22日より、Kith.com、CA.Kith.com、EU.Kith.com、Kithアプリおよび一部のKith店舗において数量限定で販売する。



Boseが2021年に発売したオープンイヤースタイルのイヤホン「Bose Sport Open Earbuds」は、耳にかけるイヤーフック型のデザインだった。安定した装着でランニングにも使えたが、耳かけ部分が大きく、メガネや帽子といったアイテムと干渉しやすかった。

イヤーカフ型のUltra Open Earbudsは、耳の横の外側から耳をはさむように装着し、帽子やメガネ、ピアスやイヤリングなどジュエリーと併用しやすい。ソフトなエッジとファッション性にこだわったマットブラック仕上げにより、「従来のオーディオウェアラブルより、ファッションアクセサリーのように見える」と説明している。



コラボレーション・モデルは、Boseのアイコニックなブロックレタリングで、サイドにKithのロゴが描かれている。Kithによると、Ultra Open Earbudsは軽いグリップで、長時間でも装着し続けられる。ジョイント部分は柔軟で、簡単に着脱できるとのこと。

オーディオ面では、Boseのオープンイヤー向けのオーディオ技術「OpenAudioテクノロジー」を採用しており、装着時の耳穴に近い部分がフラットな開放的なデザインで、周囲への音漏れを抑えながら、空気振動による自然なフルレンジのサウンドを届ける。Boseイマーシブオーディオに対応。イヤホンの再生時間は最大7.5時間(充電ケースが付属)。



Kithはニューヨークのスニーカー・セレクトショップを前身としたブランドで、スニーカー業界で大きな影響力を持つロニー・フィエッグ氏のセンスを活かしたブランド展開で、インスタグラマーやファッションセレブの支持を獲得し、アパレル・ブランドとしても成功している。コラボレーションに積極的で、Nike、Moncler、Versarceなど、様々なブランドとのコラボレーションで話題性を高め、コラボレーションを通じて新たなファンを獲得してきた。