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まだ使えるからと、へたれたり汚れていても捨てずに使い続けているものはありませんか? 年末はそんなものを見直すのに絶好のタイミング。整理収納アドバイザーで家族4人暮らしでののぞみさんに、キッチンにあるものを見直すコツについて教えてもらいました。

記事の初出は2022年12月。内容は執筆時の状況です。

大掃除で、傷みに気がつきにくいキッチン雑貨を新調しよう

キッチンスポンジや歯ブラシ、タオルなど、明らかにへたりやすい消耗品は、定期的に買い替えているという方も多いですよね。ただ、調理や食事にまつわるキッチン雑貨は毎日使っているからこそ、傷や変色に気づかずに買い替えるタイミングを逃していることも。

大掃除で不用品の処分を考える機会が多くなるこの時期に、キッチン雑貨も新調したり、数の見直しをするのがおすすめです。わが家では、こちらの4点を買い替えました。

 

●1:お箸

1日に何度も使うお箸。よく見たら塗装が剥げて模様が薄くなっていたり、先がすり減って素地が見えてしまっているものはありませんか? お箸を水につけっぱなしにしている機会が多いと、箸の先が傷みやすくなり、黒ずみや雑菌が繁殖する原因になってしまいます。

わが家では、現在使用しているお箸の柄が気に入っているので、再び同じ柄のものを新しくそろえました。きれいなお箸を食卓に並べると、年末年始のごちそうもさらにおいしく感じられそうです。

 

●2:お椀

みそ汁やスープなどに毎日活躍するお椀も、ふちの塗装がかけてしまったり、内側に細かな傷がついている場合があります。

わが家のお椀も傷が入っていたため、お椀の高台(持ち手の部分)が低く、切れ込みが入っている新しいものに買い替えました。

高台が低いものを選ぶと、食器洗い後に水分がたまりにくく、ふき取りがぐんとラクになります! 食器の小さな工夫が、見えない家事のストレスを軽減してくれて、片づけの時短にもつながりますよ。

 

●3:まな板

キッチン周りで、意外と傷みに気づきにくいまな板。大きく壊れることも少ないので、買い替えどきをあまり意識していない方も多いかもしれません。

プラスチック製のまな板の買い替えタイミングは、2年程度だそう。表面に多数の傷がついているまな板は、雑菌が入り込みやすく、臭いが気になったり、食材の色素が落ちにくくなってしまう可能性もあります。

わが家では、安くて軽いプラスチック製のまな板を、毎年1枚ずつ新調しています。新しいものを「野菜用」、古いものを「肉・魚用」として使用し、購入から2年たった「元、肉・魚用」は年末に処分。それぞれ専用まな板を使用することで、衛生面でも安全です。家のまな板の傷み具合も、ぜひチェックしてみてください!

●4:プラスチック保存容器

もう1点、毎年年末に買い替えをしているキッチングッズは、プラスチック保存容器です。食品の色移りで内側が黄ばんでいたり、細かな傷がついていたり、気がつかないうちに劣化している場合も多くあります。

また、大きさやメーカーの違うものが複数あると、上手に重ねて収納できず、悩んでしまうことはありませんか? 大きさ違いのケースを重ねて収納している場合は、真ん中のものが取り出しにくかったり、ぴったりのフタがさっと見つからなかったり、意外と小さなストレスを感じることも多いことも。

わが家の保存容器は、400mlの小さいサイズと、950mlの大きいサイズの2種類のみ。毎年同じサイズで買い替えていますが、じつは持っている数は少しずつ減らしています。もし保存容器がたりなくても、数日で食べきる分は深めのお皿でも代用は可能。今は小さいもの6つ、大きいもの3つで十分たりている、と感じています。

●暮らしのアップデートと少しのミニマル化を意識してみる

年末のキッチン雑貨の買い替えどきには、「持っている数」も一緒に見直してみましょう。

・収納スペースからあふれる数の保存容器は、大きさ違いで何種類も必要か
・カトラリーケースにある多くのお箸は、本当にすべて使っているか
・たくさんあればなんとなく安心ではなく、本当にたりている数はいくつなのか

普段の使い方も、改めて考えてみることがおすすめです。今まで持っていたものが10個あるなら、買い替える際に1、2個減らしてみる。キッチン雑貨や生活雑貨を新調して暮らしのアップデートをするとともに、少しのミニマル化も意識してみると、より身軽で手間の少ない家事にもつながりますよ。大掃除のタイミングで、ぜひ検討してみてくださいね。