12月に突入し、今年のうちにやることを考えている人も多いのではないでしょうか? でも忙しいと、あれよあれよと時間が過ぎ去り、年内にやるべきことができないことも…。そこで、50代60代の女性の生き方に関する著書を上梓し、トップブロガーでもある中道あんさんに、12月にやるべき10のことを教えてもらいました。

師走に働く主婦がやっておきたい10のこと

あれよあれよという間に12月がやってきました! 主婦にとっては何かと気ぜわしい時季だけれど、新しい1年を迎える前のワクワクする1か月でもあります。今回、私自身が気持ちよく新しい年を迎えるためにやっている10のことをお伝えしていきます。

(1)不要なものを探して捨てる

使わなくなったものを年内に処分して、家の中を風通しよくしておきたいもの。12月になれば気温もグッと下がって寒い日も続きますから、一軒家のふき掃除は結構つらい。なので、キレイにするり、片づける方に意識を向けていこうと思います。

普段の掃除のときなどに、押し入れやクローゼットをチェックして不要品を掘り出し、捨ててもいい日に出せるようにしていきます。とくに、押し入れやクローゼツトの隅には、突っ込んだままのものが1つや2つは見つかるはずです。

(2)ゴミ出しの日をチェックしておく

私の住んでいる地域では、「不燃ゴミの日」に食器や鍋、家電リサイクル法対象以外の小型家電や家具類を出すことができるので、まずは、「いつ、どんなゴミを出せるのか」を収集カレンダーでチェックしておきます。とくに年末年始は、ゴミ収集もイレギュラーになり、収集日が不規則になります。可燃・廃プラなど日々のゴミこそ最終収集日をしっかりカレンダーで把握しておきます。以前、間違ってしまいご近所さんからヒンシュクを買ったことがあります…。

12月にやっておきたいことをあらかじめリストアップしておくと計画的にものごとが進んでいき、間違いを避けられます。

(3)今年、やり残したことがないかを確認する

私は、元日にその年の抱負を書くようにしているので、そのためには12月には、やり残したことがないか、チェックして整理します。達成できていれば、大いに自分を褒め、できていないことは理由を考えます。「できなかった」のはサボっていたのではなく、自分にとって大切じゃなかったかもしれません。理由を確認するのは自分を知るきっかけにもなります。それを受けて、来年の抱負が生まれてきます。

(4)お正月準備、なにをしないかを決めておく

今年のお正月はおせち料理をつくらず、買わずでした。その代わりに、モチつき機で鏡モチや雑煮モチをつくりました。来年は、そこまでせず、おモチは購入することにしようと思っています。働く主婦は忙しいもの。なにをするかを決める前に、なにをしないかを決める方がラクです。食べないものはつくらないに限ります。代わりに家族が大喜びする、お正月定番料理だけ1〜2品つくろうと予定しています。

(5)必要なものは、早いうちに購入しておく

早割があるクリスマスケーキはあらかじめ予約しておいたり、お正月前に値が上がる乾物や冷凍品は12月上旬に購入したり。わが家では「ふるさと納税」を利用してイクラを年内に発送してもらいます。

(6)冷蔵庫の中を整理する

どうしても年末が近くなるとお正月食材で冷蔵庫がパンパンになります。なので12月に入ったら、スペースをあけておくよう、保管してあるものをチェックします。どういうわけかビンものの調味料やジャム類が最後まで使われず冷蔵器の隅に…。いつか食べようと思っていたものが、うっかり賞味期限ぎれになっていたりするので要チェックです。

(7)お世話になっている人にお礼を送る

私のような個人事業主は、いろんな人にお世話になっていると気づかされます。「なにかお返しを」と思いつつもタイミングを逃してしまう場合もあります。不義理のないように、感謝の気持ちをこめてお歳暮を贈るという方法もありますが、お相手に気を使わせない程度のちょっとしたプレゼントを贈るように心がけています。そのほかにもクリスマスカードに感謝の気持ちを添えて送るのも貰ってうれしい贈り物ではないでしょうか。

(8)新たな1年のために下着を新調する

古い話になってしまいますが、子どもの頃は「新しいものは正月におろす」という慣習がありました。元旦には、下着から靴下、洋服まで新品でそろえてもらっていました。本当にうれしい気持ちでいっぱいでしたね。その慣習が抜けきらず、いまでも下着類だけは新品を身に着けるようにしています。新しい年の始まりに新しいものに袖を通す。12月は下着を買いそろえます。何度かやめようとも思ったのですが、これだけはどうもやらないと落ち着きません。

(9)新札に交換する

キャッシュレス生活になり、銀行に行く用事がほとんどなくなったので、お年玉やお祝い用に包むため新札に両替するためだけに銀行に行くのが面倒に思ってしまいます。ついつい先延ばしして、間に合わなかったということにならないよう、早めに行く予定です。大手銀行では、両替機で1日1回10枚までの交換が無料だそう(銀行や条件によって、手数料がかかることがあるのでご注意を)。親戚づき合いが多いお宅では、これではたりないのではないでしょうか。子どもの頃はうれしい行事でしたが、親になったらお返しも大変です。面倒でもやるべきことは早めに着手します。

(10)来年の手帳に予定を書き込む

新しいスケジュール手帳を購入し、来年はどうしようかと考えるのは楽しいです。忙しい中でも時間を取って、じっくりと自分と向き合って考えていきます。私は、まずは遊びの予定から書きこんでいきます。20代までは学びの時期、40代は働く時期、50代からは人生を楽しむ時期に入っていきます。60代になった今こそ、本来の自分に戻れる時期だと思っています。遊びこそ、真剣に率先してやるものです。だから、働きがいがあるのではないでしょうか。

 

12月は、これらの10のことをやれば万々歳! 2023年を気持ちよく終えられそうです。みなさんの年内のリストはどんなものでしょうか? ぜひ早い段階で着手して、いい年を迎えたいですよね。