節約上手として有名になった元浪費家主婦のくぅちゃん。ここでは、食費の減らし方について教えていただきました。

節約主婦として大人気のくぅちゃんが導き出した「食費の減らし方」とは?

インスタグラムのフォロワー14万人と、その節約術が大人気の節約主婦・くぅちゃん。夫と中学3年生、小学校6年生の息子との忙しい4人暮らしのなかで、6年間で1000万円を貯めました。

【写真】土曜日の在庫一掃デーの食卓

新刊『くぅちゃんのお金がみるみる貯まる 超シンプル家計簿術』(扶桑社刊)を上梓したばかりのくぅちゃんに、同書の内容から食費の減らし方について実践していることを伺いました。

 

●1:曜日ごとにおかずを固定すれば食費が減る!

曜日ごとに夕飯のおかずを固定すると、食費はぐっと下がります。たとえば月曜日は魚料理の日、火曜日は揚げ物、水曜日は肉料理といった具合です。さらに木曜日は丼、金曜日は麺、土曜日は残り物を使った料理の日に設定。毎週日曜日は、家族のリクエスト料理をつくる日です。

・月曜日:魚料理
・火曜日:揚げ物
・水曜日:肉料理
・木曜日:丼
・金曜日:麺
・土曜日:残り物を使った料理
・日曜日:家族のリクエスト料理

「献立をルーティン通りにつくるだけで、余計な買い物が減るため食費も減りますよ。週の初めに1週間分の献立を決めてから買うと、買い物の回数が減り、もっと食費と時間が節約になります。曜日と料理の組み合わせは、生活パターンに合わせて変えてみてください。ルールをガチガチに設定せず、臨機応変にやると続けられますよ。私も、魚の日でもお肉がたくさん余っていたらお肉料理にしてしまうこともあります」(くぅちゃん、以下同)

 

●2:「残り物一掃デー」で在庫を残さない!無題にしない

日曜日に買い出しをするため、土曜日は残った食材を料理する日です。月曜日から金曜日まで、予定した通りに献立がつくれなくても、土曜日に調整ができます。

「残り物を一掃する日を設けることで、食材の賞味期限ぎれが起こりにくくなります。ホットプレートを出して家族で焼くと、イベントっぽくなって楽しいですよ。冬はお鍋にすることも多いですね。少しずつしか食材が余っていないときは、ピザ生地にのせて焼いています。チャーハンにしてもおいしいですよ。反対に食材がたりなくなってしまったときは、買いたしてOKです」

●3:副菜もきっちり決めるとより節約に

今は節約上手なくぅちゃんですが、子どもが生まれる前は外食も多く、月の食費は約9万円かかっていました。現在は4人暮らしで月5万円です。

「それでも最近の物価高と、長男が中学生になって食べる量が増えたなどの理由から、食費の予算は上げざるを得ない状況です。そのため最近ではメインのおかずだけでなく副菜の献立もきっちり決めるようになりました。そうすることで、食材の在庫を把握し、副菜として使いきれるようになり、より食費が下がりました。冷蔵庫の在庫を把握するだけでも1か月で5000円は節約になると思います」
3つのコツを意識して取り組めば、食費が大幅に減りそうです。