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 先日フランス1部FCナントvsOGCニース戦において、暴動の結果でファンが殺害された事件を受けて、フランスのスポーツ大臣を務めるアメリ・ウデア=カステラ氏は、フランス・アンフォに対し、「もはやサッカー界でこのような状況が続くことを看過できない。もう十分だ」と述べた。この開始直前にニースのサポーターを乗せたバスが、ナントのサポーターによって襲撃され、31歳の男性が背中を刃物のようなもので刺されて死亡。ただしまだ詳しい解剖の結果は、明らかにはなっていない。

 フランスサッカー界ではここのところ暴動が続いており、たとえば1ヶ月前はマルセイユでのリヨン戦で、チームバスが襲撃され当時のファビオ・グロッソ監督が負傷。このような事態によって警察には過度な負担がかかる上、器物破損などの被害に加えて今回に至っては、尊い命までも奪われることに。そのためこれほどの過激な動きには強行策も辞さないと同大臣は宣言。危険が見込まれる試合に関してはファンの入場を制限する可能性についても示唆している。