12月に入り、年末の「大掃除」について考え始めているという方も多いのではないでしょうか? やることが多い大掃除、なにから手をつければいいか迷いますよね。そこで今回は、元小学校家庭科教諭で掃除に関する著作もある、お掃除ブロガーのよしママさんに、年末の大掃除をラクにするために早めにやっておきたいことを教えてもらいました。

お掃除ブロガー直伝!大掃除をラクに進める下準備と掃除のコツ

大掃除が苦手な人に向けて、これをやっておけばよいスタートが切れるという下準備と掃除のコツをご紹介します。

【写真】窓枠のサッシレールも一気に水洗い

●準備編

大掃除をしようとしても、不要品があると片づけで時間を取られてしまい、掃除にたどり着かなくなることも。不要品があると掃除の邪魔にもなるので、できるだけ先に取り除いておくと掃除がスムーズに進みます。

大物家具などは回収日が年末は限られてくるので、計画的に手放しましょう。クリーンセンターも年末は混むので、持ち込むならなるべく早めがベター。

シーツやタオル、衣類などはカットしておけば、ウエスとして大掃除で活躍させることができます。古靴下はそのまま使えるので、普段からためています。本やノートなどの紙類はたまりがちなので、家じゅう確認してスッキリさせておきます。洗剤も在庫を確認して、たりない分を補充しておきましょう。

●普段からできる大物洗濯

家の中の広範囲を占めるファブリック類。カーテンやソファーカバーを洗濯すると、一気に部屋をきれいにすることができます。

洗濯は毎日行うので、取り掛かりやすいです。普段の洗濯に1回プラスすれば、カーテンなどを少しずつ洗い進めることができます。なるべく年末の負担を減らすために、平日や週末にやれることをしておきましょう。

汚れていないように見えるカーテンも、洗濯するとトーンアップして、意外と汚れていたことに気がつきます。

●掃除は換気扇から、じわじわ進めておく

掃除の基本は上から下。キッチン、トイレ、浴室と、いずれも掃除のスタートはいちばん上の換気扇からです。

換気扇掃除は取り外しに脚立を使うので、ほかの場所と一緒に掃除しようとすると、どうしても場所をとる脚立が邪魔になりがち。換気扇だけ先に掃除しておけば、あとは脚立不要の下部分のみになるので、掃除がスムーズに進みます。

トイレや浴室の換気扇掃除は、下にたくさんのホコリの塊が落ちるので、新聞紙などで養生しておくことを忘れずに。

●窓掃除

水がどんどん冷たくなってくる季節。水を使う掃除も少しでも早めに進めておきましょう。

窓ガラスを一気にきれいにするのには、窓用ワイパーがおすすめ。ワイパーで掃除できるのは、網戸や外側のガラスのみになります。外側だけ先にお掃除しておくと、年末に寒い思いをしなくてすみます。もし余力があれば、窓枠のサッシレールも一気に水洗いしておきましょう。

残った掃除は、ガラス窓の内側だけになります。室内からふき掃除でサッと終わらせることができるので、後回しにできます。

●できそうなところから少しずつ進める

今回紹介した場所の掃除をすませておけば、大掃除はつけ置き掃除で一気に進められます。シンクでゴトクをつけ置きしたり、浴槽でイスやフタをつけ置きしたりするなど、一気にすませることができます。

大掃除はやることが多すぎて、なにから手をつければよいか迷うことがあります。まずは今回紹介した中から、できそうな場所を少しずつ進めていきましょう。年末の大掃除がラクになりますよ。