トイレは掃除がラクにできるよう、広さや設備をしっかり検討しましょう。2年前に平屋住宅を譲り受けリフォームした日刊住まいライターは、掃除するときに手が届かない場所がないように、広さは0.75坪のタンクレス&手洗い器ナシのシンプルな空間に。掃除もしやすくきれいな状態をキープできています。詳しくレポート。

トイレは広く、清潔に保てることを優先して検討

筆者は夫と3歳の娘の3人暮らし。祖父母が住んでいた築45年の木造の平屋を2年前に譲り受け、スケルトンリフォームしました。

リフォーム前のトイレは、狭いうえに手が届きにくい場所もあり、掃除が面倒なことが気になっていました。そこで、ある程度広さがあるトイレを希望。その方が快適に過ごせると思ったのです。

それにまだ子どもも小さく、トイレのつき添いが必要なので、広さは0.75坪にすることにしました。

メーカーからは、十分な広さがあるので、トイレ内にカウンターと手洗い器設置の提案がありました。しかし、小さな手洗い器とつけると、使うたび壁や床に水が飛ぶことになりそう。そうなると、掃除の手間もかかるので不採用に。

筆者の実家のトイレには手洗い器がついていますが、使っていたのは最初だけ。外にある洗面所を使っています。

結局、ちょっとした小物置き場と収納の設置だけを依頼。収納も床から浮かせたコンパクトなものを採用しました。

 

理想のトイレが完成!すっきりシンプルで掃除もラク

リフォーム後のトイレは、手洗い場もカウンターもなく、広々とした空間。手洗い器がないことで、水はねや水アカ汚れなどを気にしなくていいので、個人的にかなりストレス軽減となりました。

以前のように、無理やり手を伸ばして掃除するような場所もありません。ですから、ちょっと気になる汚れを見つけたら、ササっと手軽に掃除できるようになりました。もちろん、子どもと一緒に入ってもまったく狭さを感じません。

手洗いは洗面所で。リビングに戻るついでに洗える動線に

気になる手洗いは、広くてハンドソープもある洗面所でしています。トイレがすんだあと、リビングや寝室に戻ってくるついでに手洗いが可能です。

 

こちらは、トイレから洗面所までの動線です。

とくに子どもが小さいので、トイレの狭い手洗い器より、広い洗面所できちんと手を洗ってほしいという思いも。さらに、洗面所で手を洗う要領をつかんでくれれば、日常生活でも手洗い習慣も身につけさせやすいと感じています。

 

ただ、トイレトレーニング中は手洗があれば…

娘は現在、トイレトレーニングの真っ最中。着ている服がぬれてしまうこともあります。また、トイレ中に汚れた補助便座を片づけけたあと、トイレで手を洗えません。これがストレスに。

扉やスイッチをできるだけ触らないようにして洗面所へ向かうのですが、こんなときはトイレですぐ手が洗えるといいかと思うことも。

とはいえ、この問題はいずれ解消されるはず。広くてすっきりしたトイレになったおかげで、掃除にも意欲的になりました。こまめに掃除して、きれいな状態を保てるので、大満足の仕上がりです。