胸や頭の位置が下がって猫背になり、丸く固まった背中は老け見えの原因に! たった3分でできる簡単ストレッチで、見た目が5歳若返る美姿勢を目指しましょう。ヨガインストラクターの廣田なおさんに教えてもらいました。

背中と脇腹を伸ばすストレッチ

胸を伸ばしたあとは、かたくなった背中をしっかりほぐすストレッチを。縮こまった背中と脇腹を伸ばすことで、背骨が動きやすくなり、上半身の動きがしなやかに。

●基本ストレッチ「チョップ伸ばし」

床に四つんばいになってから片腕を前に出し、お尻から背中、脇腹までを思いきりぐーっと伸ばしてストレッチ!

(1) 四つんばいになり、片手を少し前に出す

両腕は肩幅に、両脚は骨盤の幅に開いて四つんばいになり、右手をチョップのような形にして、左手の前に伸ばし、小指側を床につける。

(2) 手を前に滑らせ、背中と脇腹を伸ばす

息を吐きながら指先を前に滑らせ、こめかみを腕に乗せる。リラックスしてお尻と指先で引っ張り合うようにし、背中と脇腹を伸ばす。10秒キープし、四つんばいに戻る。反対も同様に行う。

【これはNG!】

お尻が前に出ないように

お尻がひざよりも前にあると肩に過剰に負担がかかるので、お尻はひざよりも後ろに引く。

●効果アップストレッチ「ぐるぐる伸ばし」

慣れてきて、さらに効果を上げたい人は、両脇を伸ばして床につけ、左右に転がるようにして伸ばすストレッチもおすすめです!

(1) 四つんばいになって両手を組む

両腕は肩幅に、両脚は骨盤の幅に開いて四つんばいになり、その場でひじから下を床につけて両手を組む。

(2) 両手を前に伸ばし、床に顔を近づける

腰を引き、組んだ手をスライドさせるようにして前に伸ばし、頭を下げて鼻先を床に近づける。

(3) 体を左右にひねる

(2)の姿勢のまま、組んだ手を中心にしてゆっくり左右に転がり、背中と脇を伸ばす。

これを3往復繰り返す。