50代、人生後半戦に向けて暮らしを見直し始める人も多いのではないでしょうか。54歳のブロガー・きんのさんは、築50年越えの団地で日々節約や時短、インテリアの工夫を楽しみながらひとり暮らしをしています。

ここでは、きんのさんの著書『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)より、老後に備えつつ楽しく暮らすきんのさんの工夫などを抜粋・再編集してご紹介します。

【写真】シンプルなブラウスをアレンジ!

50代おひとりさま。団地暮らしの中で見直したこと

今回は、きんのさんが暮らしの中で見直したことについて教えてもらいました。

●心地いい服だけ残して衣替えなしに

OL時代はシーズンごとに服を買っていましたが、今の職場は動きやすいことがなにより大切。着ない服をどんどん手放したら、オールシーズンの服がほぼひとつのクローゼットに収まるように。衣替えは上下を入れ替えるだけでいいので、とてもラクになりました。

色味を揃えた定番服が中心で、数を減らした分、ストールやアクセサリーでアレンジを楽しんでいます。

徒歩圏内にスーパーや病院、図書館があるので着飾る必要もなく、コスパのよい服を着まわしていておしゃれ度ゼロ(笑)。節約にはなりますが、もう少しファッションも楽しみたいなと、お金のかからないおしゃれを模索中です。

●年賀状をやめ、大切な人には気持ちも手間も惜しみなく

もともと筆まめな方ですが、年賀状はやめました。その代わりに親しい友人や恩師にクリスマスカードを送っています。植物好きな友人には花模様のカードや切手を選ぶなど、一人一人を思い浮かべながら感謝の気持ちを込めて書いています。手間暇かかるので数多くは出せませんが、自分にとって大切な人を大事にできたらいいのかなと思います。

離婚、団地への引っ越し、転職など人生の転機を乗り越えられたのは、変わらず応援してくれる人がいたから。儀礼的な年賀状をたくさんの人に送るより、クリスマスカードや季節のカードに思いを込めて、大切な人へ届けたいのです。

『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)では、団地暮らしのメリット・デメリットや、年金生活の予習としての月12万円生活、お楽しみも大切にする食費節約のコツといったアイデアをたっぷり紹介しています。