52歳、築50年の団地住まい。「狭くても快適」な自分らしいコンパクト暮らし:11月に読みたい記事
ESSEonlineに掲載された記事のなかから、11月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!
40代や50代になると、年齢を重ねたり子どもの成長によって、生活に変化が必要になるもの。小さな家で暮らしたり、家事をコンパクトにしたり…自分サイズの暮らしを見つけてみませんか?
記事の初出は2022年11月。内容は執筆時の状況です。
厳選したごきげんアイテムでコンパクトな暮らしを実現
築50年の団地暮らしを自分らしく楽しんでいる様子がインスタグラムで人気の万波和枝さん(52歳)。40平米とけっして広くはないスペースですが、厳選された家具や雑貨に囲まれて気持ちよく暮らしています。
●何度も引っ越しを経験し暮らしをコンパクトに
「以前は婚礼だんすなど大きな家具がたくさんあり、ものが多かったんです。変わるきっかけになったのは、引っ越しを繰り返した経験。いらない家具は思いきって処分し、ものを減らしていきました」
子どもたちが成長した今は、家事も「やらなきゃ」から、「自分が楽しもう」へと徐々に移行中。
「広い家に住む人がうらやましいと思ったこともありますが、今では必要なものにすぐ手が届くコンパクトなこの暮らしが、自分に合っていると思います」
●扱いやすく、気分の上がるものを選ぶ
家事が楽しくなるよう、愛着のもてる道具を選ぶのがポイント。
「木製のカッティングボードは扱いやすいし、刃の当たる音もお気に入り」
狭い団地をすっきり見せる収納術
40平米の住まいに家族3人暮らし。狭苦しさを感じないコツは、大きな家具を置かない、ものを減らす、そして収納に秘密がありました。
●アクション数を少なく
よく使う道具はしまわず、手を伸ばせば届く場所につるしたり、並べて収納。
「ワンアクションで取れるので作業がスムーズ。木製アイテムも乾きやすいしお手入れが簡単に」
●コンパクトサイズの家電を選ぶ
冷蔵庫が古くなったのと、長男が家を出て3人暮らしになったことを機に、ひと回り小さいサイズに買い替え。
「身長が低い私でも上まで見渡せるから、食材ロスが減りました」
●ものの量を減らす
ストックはスペースを決めて、そこに入る量しかもたないのがルール。
「キッチン用品のストックは引き出し1段分だけ。なにがあるか把握しやすく、二重買いも防げます」
月に1度の不燃ごみの日の前日は、ものの見直しをして、不要品を処分するきっかけに。
「古くなった洋服はリサイクルに出したり、ぞうきんにしたりと再利用しています」
●家族が使うものはひとまとめに
家族が自分で朝食や軽食を用意できるように、パンやお茶セットなどを冷蔵庫の横のワゴンにまとめて収納。
「まとめるだけで家族が自分で用意してくれるように。私がラクできて便利です」
体温計や爪切り、文房具など家族が使う日用品は、古道具屋で見つけた小だんすの中が定位置。
「家族から『あれどこ?』と聞かれたり、行方不明になって探し回ることがなくなりました」
●部屋を広く見せるために白い布をカーテン代わりに
キッチンのカーテンは、白いコットンの布をつるしただけ。
「部屋が広く見えるし、近くに建物がないので外からの視線は気になりません。川を眺めてのんびりすることも」