【海外発!Breaking News】「くちばしから足まで」がコンセプト ニワトリの頭を飾ったパイが物議醸す(英)<動画あり>
![独創的な料理で注目を集める英ロンドンのレストランが、チキン料理をメインにした期間限定の姉妹店をオープンした。数々のユニークな鶏肉料理には、賛否の声が寄せられている(画像は『The Nudge 2023年10月4日付「FOWL」』のスクリーンショット)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/3/e3fd0_196_4a7a4d36_cd18b2c1-m.jpg)
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話題を呼んでいるのは、英ロンドン中央部のセント・ジェームズに期間限定で出店している高級レストラン「フォール(Fowl)」だ。 店名の“Fowl”はニワトリなどを含む“家禽”を意味する単語で、“チキン・レストラン”として今月3日にオープンした同店は、メニューの一部が非常に独創的で注目を集めている。
調理の様子を撮影した動画には、パイシートから突き出すニワトリの頭が映っており、卵液を塗ってオーブンで焼く様子が確認できる。食べる時はニワトリの頭を外してから、ジューシーなフィリングを楽しむようだ。22ポンド(約4千円)で提供されるこのパイの他にも、ニワトリの足先が付いたままの鶏もも肉をホットドッグ風に仕上げた料理や、ニワトリの脂肪分を使用したプディングなどのデザートも用意している。
フォールは、ロンドンで2019年にオープンしたレストラン「ファロー(FALLOW)」の姉妹店だ。ファローは複数の国で刊行されているファッション誌『マリ・クレール(marie claire)』やアメリカのメンズファッション誌『GQ』において、“サステイナブルレストラン・オブ・ザ・イヤー”を受賞するなど、多くの賞を獲得している。
話題のパイを考案したのは、フレンチのシェフであるピエール・コフマン氏(Pierre Koffmann、75)だ。フォールのキッチンでこのパイを調理しているウィル・マリー氏(Will Murray)は「このパイには、『くちばしから足まで』というコンセプトがあります。ニワトリの足は輸出され、頭は捨てられてしまうことが多いです。農家はこの美しいニワトリを育てるため、多大な労力を費やしています。だから私たちは、そのすべてを使うのです」と話す。
このパイが各メディアに取り上げられると、「絶対に無理」「気持ち悪い」「死んだニワトリの頭をパイに入れることが、クリエイティブな料理になるの!?」「なんて卑劣で不愉快な料理なんだ」といった批判の声が寄せられた。
しかしその衝撃的な見た目にもかかわらず、パイは毎日売り切れるほどの人気を集めており、「ジューシーで美味しそう」「食材を無駄にしない、素晴らしい料理だ」「自分たちが食べているものが、どこから来ているのかと向き合うことができるのがいいですね。きちんとした、大人の食べ物です」と肯定的な意見も集まっている。
なお、テックインサイト編集部ではレストラン「フォール」に、話題のパイを考案したピエール・コフマン氏のレシピを採用したきっかけ、どの客層に人気があるのか、また見た目に対しての否定的な意見についてどのように思うかをうかがうべく取材を申し入れている。
画像は『The Nudge 2023年10月4日付「FOWL」』『Fallow Restaurant 2023年10月6日付TikTok「Introducing FOWL’s November special, Le Grand Coq Pie.」』『Westerns Laundry 2022年1月21日付Instagram「Friday dinner #menu」』『Coconuts Singapore 2021年6月22日付「Claws out: Animal groups check on House of Seafood’s crabby walk stunt」(Photos: House of Seafood)』『Global News 2021年1月15日付「‘Not that good’: Montreal Chinese restaurant goes viral over honest menu」』『LADbible 2023年1月20日付「Woman divides internet by killing and frying pet rooster who pecked daughter’s face」(Credit: Magan Schmidt/Facebook)』『Mia Kurniawan 2021年10月7日付TikTok「goreng arwana」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)