米はアジア周辺の作物のようなイメージがありますが、アメリカやイタリアなど欧米の国々でも独自の品種が生産されています。「FABEX 関西 2023」の会場でカリフォルニアで生産されている米「カルローズ」を見つけたので、どんな味がするのか試食してみました。

[ファベックス関西][関西デザート・スイーツ&ベーカリー展]

https://kansai.fabex.jp/

USAライス連合会|中粒種について(カルローズ)

https://www.usarice-jp.com/about/middle.html

FABEXの会場で「USAライス連合会」のブースを発見。



ブースではカリフォルニア産の米「カルローズ」がアピールされていました。



どんな味がするのか気になったので、まずは炊飯器で炊いたカルローズを試食。食感は硬めで、しっかりかんで甘味を引き出しながら食べるタイプの米です。タイ米やバスマティライスのようなあっさりした米と比べて日本米に近い味わいで、違和感なく食べられました。日本米とくらべて粘り気の少ない米なので、「日本米よりもカルローズの方が好み」という人も多そうです。



係員によると、アメリカではカルローズを甘いお菓子の材料として使うこともあるとのこと。例として、カルローズやナッツを使ったタルトが用意されていました。



カルローズ入りのタルトを食べてみると、ナッツのカリカリ食感に混ざってカルローズのツブツブした食感も感じられました。カルローズを単体で食べた際は日本米と比べてモチモチ感が控えめに感じられたのですが、タルトに入ったカルローズは適度なモチモチ感を供えており、食感のアクセントになっていました。さらに、かむと甘味が増すような感覚もあったため、お菓子の具材としてかなりオススメできる食材だと感じました。



ブースでは、できたてのリゾットも提供されていました。



リゾットを食べてみると、カルローズ1粒1粒の食感がしっかり残っており、米の食感を楽しみながら食べられる一品に仕上がっていました。日本米でリゾットを作ると米がスープを吸いすぎてべちゃべちゃになったりスープと米が一体になりすぎて米の存在感が薄れたりしますが、カルローズで作ったリゾットは米の主張が残っているのが印象的です。



係員によると、カルローズは「鍋に入れて、フタを使わずにゆでる」という調理法でもおいしく炊けるとのこと。このため、炊飯器のない一人暮らし世帯やアウトドアでの利用もオススメされていました。

カルローズは記事作成時点では一般的なスーパーでは入手困難ですが、Amazon.co.jpでは5kg入りが税込3380円で販売されています。また、インターネット上には「業務スーパーやコストコで売っていた」という目撃情報も残っています。

Amazon.co.jp: 弁次郎商店 カリフォルニア生まれの硬質米プレミアム【 カルローズ 】無洗米 精白 (5kg) : 食品・飲料・お酒