エンゼルスGM 大谷翔平の残留を熱望「我々は大谷翔平が好きだ」1対1の面談を行ったことを明かす

写真拡大 (全2枚)


ネビン監督(左)大谷翔平(中)ミナシアンGM(右)Photo by John McCoy/Getty Images

現地10月3日(日本時間4日)、大谷翔平選手(29)が所属するMLBロサンゼルス・エンゼルスのミナシアンGMが会見を開き、フリーエージェントとなる大谷に関して述べた。

冒頭には、退任が決定したネビン監督に関して、「フィル(ネビン)は素晴らしい人物だった。2005年から知っているが、彼はプロフェッショナルだ。十分な勝利を得られなかったが、それはスポーツでは起こる事。彼に全ての責任がある訳ではなく、全員の責任。今年は簡単な年ではなく、うまくいかない事が多かった。球団にとってこれが最善の結論」などと語った。

またコーチやフロントオフィス、チームスタッフの編成などに関しては今週、来週にかけて見直しを始めるとコメント。新しい監督に何を求めるかに関しても今後、話し合いを進めていく考えを示した。

大谷に関する質問も何問かオンライン上で出席した記者から飛び出し、答えに歯切れがない場面も目立ったが、大谷の残留に向けての動き、また残留を熱望する自身の気持ちも語った。

■エンゼルス・ミナシアンGM 取材コメント

Q. 大谷がチームに残るために説得できるだけの全てをやり切ったか

大谷は傑出した3年間を過ごし、そんな日々を見れたのは光栄に思います。最初のミーティングからシーズンの最後にも1対1で話したりしたその関係性は大切にしたいと思います。

過去3年間は非常に楽しかったし、彼自身もここでのプレーを楽しんでくれたと思います。チームメイトとの時間も楽しんでくれたと思います。勝てなかったことには失望を感じていると思います。高い志があるので、それは皆一緒です。

4月、5月、7月、移籍期限と時間を過ごしてきて、フロント、選手含め、球団には多くの自信がありました。大谷含め、選手との会話から、この場所を非常に評価してリスペクトしてくれていると感じました。オフシーズンにどうなるかこれから分かります。

Q. 大谷が戻ってこなかったとしても投球はしませんが、来年は投手陣は5人で回すのか

それも可能性としてあると思います。まだそれに関して多くの話し合いをしていませんが、議題として上がるでしょう。ロースターができるまで、ゲームプランも考えられません。

オフシーズンにどういった陣容が作れるかまだわからないため、まだシーズンが終わったばかりで、他の球団の陣容も変わると思います。オフシーズンにもちろん取り組みますし、出来るだけ良いチームを作り上げたいと思います。

Q. オフシーズンにリハビリに励むことになるが、大谷はフリーエージェントになりますが、このオフシーズンどういった扱いになるのか?

フリーエージェントになる以上、彼はリハビリも含めて自分自身で行わう必要があります。

Q. 大谷に関する記憶に残る場面は

記憶に残っているのは、春季キャンプでの最初のやり取りです。思ったようなシーズンを送れず、どうやって一年を健康に過ごすか、彼が思い描くようなプレーヤーにどうやってなるか、座ってそういった会話をしながら、自分たちができることをやり、それを助け、そういったやり取りが記憶に残っています。

Q. 大谷の治療に関して何かアップデートは

その質問は彼(大谷)とその関係者にしてください。プレスリリースにドクターのコメントを掲載しましたが、あれからアップデートはありません。

Q. 彼にクオリファイング・オファーをするかの決定は既にしたか?

時間はあるので、今週、来週にかけてそういった決定をします。「するだろう」ということは今、言えると思います。ロースターに関しては、今の時点では何も決定は出ていません。他のプレーヤー含めて、検討した後に決定を下します。

Q. 大谷に対して「おそらくクオリファイング・オファーをするだろう」と言っていたが、彼がフリーエージェントになっても彼を残留させるためにできる限りの説得をするか

我々は大谷翔平が好きです。長年チームにいることが想像できるプレーヤーです。

彼に限らず他のプレーヤーに関しても公の場で交渉の詳細には触れませんが、今、言えることは我々は大谷の事が好きで、あとはどうなるか今後を見守りましょう。