米アリゾナ州に建設中のTSMCの工場(2022年12月6日撮影)

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(台北中央社)経済部(経済省)投資審議委員会は18日、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が米アリゾナ州に建設中の工場の運営資金として45億米ドル(約6700億円)を増資する計画を承認した。

アリゾナ新工場への増資が承認されるのは、今年3月に続いて2回目。前回の増資額は35億米ドル(約5200億円)で、規模が拡大した。

同委員会は承認理由について「今回の増資によってTSMCと顧客の関係がさらに緊密になるだけでなく、台湾の半導体産業のさらなる成長やサプライチェーン(供給網)の結び付きの深化につながる」と報道資料を通じて説明した。

新工場は2025年に生産開始予定。同州で二つ目の工場を建設する計画も発表されている。

(曽智怡/編集:田中宏樹)