“日本一”台風が上陸している都道府県はどこ? 沖縄の上陸数が「0」になる理由とあわせて解説してみた

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『気象予報士六花の気象学解説『台風の上陸数ってどこが多いの?』【第九回ひじき祭voicepeak解説】』というはたまくろさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

第九回ひじき祭参加動画です! 六花ちゃんに気象学について解説してもらうシリーズ 今回は『台風の上陸』です

気象予報士六花の気象学解説『台風の上陸数ってどこが多いの?』【第九回ひじき祭/voicepeak解説】

 投稿者のはたまくろさんが気象学について解説している本シリーズ。今回は「台風の上陸数が一番多いのはどの都道府県か知っていますか」という問いかけから始まりました。

 日本で一番最初に台風がやってくる場所として思い浮かぶのは沖縄県ですが……

 結果は鹿児島県。2023年8月時点で43回とダントツの数字です(1951年からカウント開始)。

 そして沖縄の上陸数は「0」とのこと。

 これは「上陸」という言葉の定義によります。台風の上陸とは、台風の中心が北海道、本州、四国、九州のいずれかの海岸線に達したという意味だからです。

 そのため、沖縄県をはじめとした離島や内陸県は台風の定義が変わらない限り上陸数が0のままになります。

 これには視聴者から「なるほど」の反応が集まりました。

 そして、沖縄を台風の中心が横切る場合は台風の通過という言葉が使われます。「通過」は小さい島や半島を台風の中心が横切って短時間で再び海に出る場合を指すからです。

 上陸や通過は、台風の中心が通ることや台風が陸上に滞在する時間の長さで決まる言葉なのですね。はたまくろさんによる台風の解説をノーカットで聞きたいという方は動画をご覧ください。後半は台風における2種類の「接近」の説明とまとめになっています。

視聴者のコメント

・なるほど
・当たり判定がないのか
・あぁそう言う事なのね。言葉のマジック
・あー、そう定義しないと東京都めっちゃ多くなるもんな
・海なし県もそうなるか
・おつです!勉強になりました!