ヴェンゲル氏(左)がライス(右)らが加入したアーセナルに熱い期待を寄せた。(C)Getty Images

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 アーセナルで22年にも及ぶ長期政権を築いたアーセン・ヴェンゲル氏が、古巣の20年ぶりのプレミアリーグ制覇に太鼓判を押した。英紙『Mirror』が7月16日付けで伝えている。

 昨季は終盤にマンチェスター・シティに逆転を許し、惜しくも優勝を逃したアーセナルは今夏に、デクラン・ライス、カイ・ハバーツ、ユリアン・ティンベルを獲得。ウェストハムから引き抜いたライスに関しては、イギリス人史上最高額の1億500万ポンド(約192億円)の移籍金とあって、その本気度が窺える。

 ヴェンゲル氏は大型補強にご満悦の様子だ。「良い投資をしたね。全体的に良い買い物だ。23、24歳で成熟した選手だし、まだ若いから数年は一緒にいられるだろう」と好意的に語った。
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「私の時はお金が全くない状態で対処しなければならなかった。アーセナルは今、良い財政状況にあり、リーグを制覇できる選手を手に入れた。優勝すると信じている。簡単な話だ。アーセナルに対する疑念は少ない」

 御年73歳の名将は「昨年よりプレッシャーがかかるだろう。しかし、彼らは多くを学びながら、プレッシャーに対処可能だと示すことができる」とも説明する。フレッシュな逸材がズラリと揃う、ヤングガナーズの日進月歩な戦いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部