「バッジョはよそに行ってしまった」マドリー指揮官が過ちを回想!改心のきっかけはジダン「選手が心地よく感じないと」
![マドリー監督復帰から3年目を迎えるアンチェロッティ。(C)Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/0/1072c_1429_a4072a34_9ce7123b-m.jpg)
第二期アンチェロッティ体制2年目の昨季は、宿敵バルセロナにリーグ制覇を許し、チャンピオンズリーグはベスト4で敗退。どちらも連覇を逃し、今夏にジュード・ベリンガム、アルダ・ギュレル、ブライム・ディアス(レンタルから復帰)らを迎えた。一方で、長らくエースとして牽引したカリム・ベンゼマをはじめ、マルコ・アセンシオ、エデン・アザールはチームを去った。
「今年は違うシステムでプレーするかもしれない。今までのシステムはとても上手くいっているが、新しいスタイルを試すこともできる。ツアーで試してみるつもりだ。そうするには良い時期だ」
経験豊富な64歳はまた、かつてジネディーヌ・ジダンを従えて、ユベントスで戦っていた際の印象的なエピソードを披露。選手ファーストに改心したきっかけを明かした。
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「監督を始めた時、私は明確な考えを持っていて、選手に適応しなかった。だからパルマ時代は(獲得に迫ったロベルト・)バッジョがプレーメーカーとしての役割を望んでいたけど、システムを変えなかった。彼は他のチームに行ってしまったよ。私は間違っていた。
ユベントスでは、ジダンのもとで、選手に合わせるほうがいいと理解し始めた。選手が心地よく感じなければならない。私は適応したし、今も適応している」
中盤に厚みが増したマドリーは、柔軟な思考を持つ名将のもと、タイトルを奪還できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部