ドコモが「web3の社会実装に向けた取組」を本格化 子会社の名称は「NTT Digital」、連携パートナー13社を発表

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株式会社NTTドコモは、web3を推進する子会社の名称を「株式会社NTT Digital」することを発表した。NTT Digitalでは、ブロックチェーン技術および暗号資産を利用した商品・サービスの企画、開発などに取り組む。多様な業界・業種の事業者とシステム開発、ユースケース創出やルール整備に取り組んでいくにあたり、13社と連携に基本合意し、そのパートナー13社を発表した。
●web3サービスやブロックチェーン技術の環境を整備
NTT Digitalは、ブロックチェーン技術をはじめとする最先端のデジタル技術の社会実装に向けて、個人や企業がweb3サービスやブロックチェーン技術を容易かつ安全に利用できる環境づくりをweb3イネーブラーとしてグローバルに推進する。ドコモとしてのモバイル事業のノウハウやNTTグループで培ったセキュリティや決済などの知見をもとに、パートナーとの連携を活かし、進める考えだ。具体的には、関連するシステムの開発や拡張、NFTを使ったコンテンツ管理や売買、暗号資産やステーブルコインによるFinTech、DID(分散型ID)を活用したパーソナルデータの自己管理といったユースケースの創出を推進する。
●トークンウォレットを開発
また、web3イネーブラーの第一歩として、web3サービスへの入口となるトークンウォレットの開発に着手。このウォレットは、秘密鍵のバックアップや生体認証の活用、不正取引のフィルタリングなどにより、web3やブロックチェーンを意識せず安心して利用できる環境をめざす。このウォレットは、2023年中の提供開始を予定している。
ドコモは「NTT Digitalを通じて、パートナーと連携し、着実にweb3の普及、社会実装を進めてまいります」とコメントしている。
●連携するパートナー 13社
CAUCHYE ASIA Pte.Ltd.(https://ununifi.io/)GAOGAO Pte.Ltd.(https://gaogao.asia/)Highphen Pte.Ltd.(https://dmtp.tech/)株式会社日立製作所(https://www.hitachi.co.jp/)Non Fungible Token Limited(https://x2y2.io/ https://tofunft.com/)株式会社pafin(https://www.pafin.com/)株式会社サンリオ(https://www.sanrio.co.jp/)株式会社Scalar(https://scalar-labs.com/)Startale Labs Pte.Ltd.(https://startale.org/ja/)三井住友信託銀行株式会社(https://www.smtb.jp/)SUSHI TOP MARKETING 株式会社(https://www.sushitopmarketing.com/)Walawong Solutions Pte. Ltd.(https://paywong.com/)株式会社 W TOKYO(https://w-tokyo.co.jp/)
※英語社名のアルファベット順

NTT Digitalの概要:
会社名 : 株式会社NTT Digital代表者 : 濱名 健一 氏所在地 : 東京都千代田区永田町二丁目11-1 山王パークタワー10階出資比率 : 株式会社NTTドコモ 100%主な事業内容 : ブロックチェーン技術および暗号資産を利用した商品・サービスの企画、開発公式サイト : https://nttdigital.io