ウェストハムで評価を上げてきたD・ライス photo/Getty Images

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昨季のアーセナルではトーマス・パルティが中盤の番人として奮闘していたが、そこにデクラン・ライスも加わるのだろうか。

現在アーセナルはウェストハムのライス獲得へ力を入れており、獲得できれば大きすぎる戦力になる。

ライスは昨季のプレミアリーグで第9位となる79回のタックル数、リーグ第1位となる63回のインターセプトを記録するなど、守備面の貢献度は言うまでもない。

加えてデータサイト『WhoScored』が称賛するのは、縦へボールを出す意識だ。昨季のライスは縦パスを607本つけており、これはMF部門ではマンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス(633)、マンチェスター・シティMFロドリ(624)に次ぐ数字だという。

ファイナルサードでのボール回収率も高く、フィジカルバトルも得意だ。同サイトは1億ポンドの価値があるMFと称えるが、それも間違いではないだろう。

昨季はパルティが奮闘したとはいえ、アーセナルは守備的MFの枚数が不足している。最終ラインはウィリアム・サリバらの大活躍もあってピースが揃ってきているため、中盤でのボール回収力が上がれば守備の安定感も増す。ライスこそがプレミア制覇へのキーマンと言っても大袈裟ではなさそうだ。