トヨタ新型「C-HR」日本販売は? 7年ぶり全面刷新で「奇抜デザイン受け継ぐ」 販売店の反響いかに?

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新型C-HRが公開!販売店にはどのような声がある?

 欧州トヨタは2023年6月26日、新型コンパクトSUV「C-HR」を世界初公開しました。
 
 7年ぶりのフルモデルチェンジとなる2代目C-HRですが、実際に日本のトヨタ販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。

2代目となる新型C-HRが世界初公開が…日本は?

 C-HRは優れたデザイン性や燃費性能が高いSUVとして国内外で高い人気を誇るモデルです。

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 C-HRの名前は「Compact High Rider(コンパクトでリフトアップされた格好いいスタイル)」と「Cross Hatch Run-about(ハッチバックのようにキビキビと気持ちよく走るクロスオーバー)」の両方の頭文字を取って命名されました。

 その名の通り、C-HRはSUVらしい力強いデザインや走行性能が特徴的なモデルですが、安全性能や室内ユーティリティの高さも魅力としています。

 もともとはヨーロッパで先行発売しており、日本では2016年12月に販売が開始されました。

 そして今回、欧州トヨタから2代目となる新型C-HRが発表されました。

 フロントフェイスは、新型「プリウス」にも採用されている、トヨタSUVの新デザイン「ハンマーヘッド」をモチーフにしたデザインとし、エクステリアはクーペライクな外観となっています。

 さらに、トヨタ初採用となる「フラッシュドアハンドル」や、短いオーバーハングと最大20インチの大径ホイールによってダイナミックかつスタイリッシュなデザインに演出されています。

 前衛的で力強い見た目だけでなく、空力効率も考慮しており、細部にわたって車両や車両周囲の空気の流れを最適化するデザインが施されました。

 またオーストラリア法人でも新型C-HRを発表しており、そこでは全長4360mm×全幅1830mm×全高1558mm-1564mm、ホイールベース2640mmと明かされています。

 また、新型C-HRでは1.8リッター&2リッターのハイブリッド車に加え、2リッタープラグインハイブリッド車も用意されています。

 さらに、ブラックのルーフをリアバンパーとリアスリークォーターまで伸ばした、新しいスタイルの2トーンカラーも展開するなど、最新のモデルといえるバリエーションを取り揃えています。

 新型C-HRは先代モデルから受け継ぐ品質と価値をより高いレベルに引き上げられており、欧州のユーザーを念頭に置いて欧州で考案されたモデルとなっています。高電圧バッテリユニットの組み立てを含め、欧州のみでの生産になるようです。

斬新デザインに興味持つ人多し! 日本導入は? 販売店への反響いかに

 欧州で発表された新型C-HRついて、日本のトヨタ販売店にはどのような反響があったのでしょうか。首都圏内のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「新型C-HRについて『もし日本でも販売されることがあったら知らせてほしい』など、問い合わせは何件かありました。

 しかし、現状店舗に新型C-HRが販売されるという情報は入ってきておりません。

 そのため、日本で販売できるかというのは分からないとお答えするしかありません」

初代はかつて日本市場で「SUV販売台数No.1」になったこともある

 一方で、別の店舗の担当者は次のように話します。

 「C-HRは2023年7月に生産停止をするというアナウンスがあり、現在受注を停止しています。

 お客様にも以前からその情報をお伝えしているため、新型C-HRに関しての問い合わせはあまり来ていません。

 また、まだ現行C-HRの納車待ちという人も多いため、すぐに新型C-HRが販売されることは考えづらいです」

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 欧州トヨタで発表された新型「C-HR」ですが、販売店に問い合わせる人も一定数いるようです。

 しかし、トヨタ公式ホームページでは「C-HR 生産終了のお知らせ」と題して以下の案内が掲載されています。

「C-HRについて23年7月下旬をもって生産終了いたします。長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました」

 この案内を見る限り、日本市場でのC-HRは現行となる初代C-HRで終了となることが濃厚と言えます。