ドン・キホーテ公式サイトより

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ディスカウントストアのドン・キホーテは2023年6月21日夜、同店などで使える電子マネー「majica(マジカ)」の入金額に応じて最大2万ポイント還元されるキャンペーンを、この日で急きょ終了すると発表した。

これは6月15日から開催した最大1000ポイント還元されるキャンペーンを増額して20日から実施したものだ。22日の発表ではキャンペーン自体を終了するとしたが、翌23日には、当初行っていたキャンペーンを再開すると方針を改めた。

最大2万ポイント還元されるキャンペーンについて、運営会社のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は23日、「現時点では予定はございませんが、今後も、さまざまな施策を実施して参る所存です」と取材に答えた。

「majica攻略法」

総合スーパーのアピタやドン・キホーテなどで使えるmajicaは、決済アプリ「majicaアプリ」やクレジットカード「majica donpen card」などで使える。クレジットカードは、PPIHの子会社で金融サービスを行うUCS(愛知県稲沢市)のカードだ。

この電子マネーに関し、ドン・キホーテは15日から「majica・UCS超感謝祭チャージポイント還元キャンペーン」と題した企画を行った。3000〜4000円で100ポイント、5000〜9000円で300ポイント、1万円以上で1000ポイント還元されるという内容だ。

さらに同店は、20日9時から最大2万ポイントまで還元される増額も行った。3000〜4000円で100ポイント、5000〜9000円で300ポイント、10000〜99000円で10%ポイント還元、10万円以上で2万ポイント付与されるという内容に変更された。

この内容をめぐり、SNSなどでは「majica攻略法」と称した投稿などが拡散していた。10万円チャージしたうえでPOSAカード(プリペイドカード)を購入し、さらに2万ポイントが還元されるという方法を紹介する投稿が相次いだ。

ドン・キホーテは21日、同日20時以降、POSAカードなどの販売を一時的に停止。その後、今回のキャンペーンを21日23時59分に終了すると公式サイトで発表した。

しかし翌23日、キャンペーン自体の終了を取りやめて、当初行っていたキャンペーンを再開すると方針を改めた。また同日、POSAカードなどの販売も再開した。

「購買集中によるシステムの不具合」

最大2万ポイント還元されるキャンペーンを終了した理由、SNSなどで拡散された方法について事前の想定をしていたのか尋ねると、PPIHは23日、「ご好評をいただき、想定を上回る反響をいただいた」とJ-CASTニュースの取材に答え、また当初のキャンペーンは継続する予定だとした。

POSAカードなどの販売を終了した理由については、「購買集中によるシステムの不具合により一時的に中止させていただいておりました」と説明した。

最大2万ポイント還元されるキャンペーンの今後の実施は、現時点では未定だと述べている。