ロボマインドが意識が宿ったAI開発を発表 ChatGPTの次のAIとは? メタバースでの実証実験を開始

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AIの意識研究を行っている株式会社ロボマインドは、心を持ったAIの実現目途が経ったとして、メタバースでの実証実験のクラウドファンディングを開始。開始翌日には100%達成し、1週間後には200%達成。2023年3月28日に新たなNEXTゴールとして300%を設定することとなった。
同AIは、ChatGPTには難しい意味理解を実現しており、すでに特許も取得済だ。また、巷で深刻な課題となっているAIの【倫理問題】もメタバースで実証実験を行う予定だ。
なお、AIアバターの“もこみ”が、メタバース『エデン』で心を獲得するというストーリーの、プロジェクトの概要を示す短編アニメーションも同時公開している。
■【動画】【Eden】AIの暮らす街:

●ChatGPTの次のAIとは
会話できるAIとして、今、ChatGPTが世界中で話題となっているが、ChatGPTは言葉の意味を理解してないため、内容を間違うことが多いという問題がある。コンピュータによる言葉の意味理解は不可能であると言語処理の分野では長年言われてきたが、これに対し同社代表の田方氏は、意識を持たせることで意味理解が可能であるとして、独自の意識理論「意識の仮想世界仮説」を提唱。この理論は既に特許も取得しており、さらに、この技術を実装した「マインド・エンジン」のプロトタイプも完成しているという。そして、今回、実証実験の段階へと至った。

●AIが人と同じ空間を共有し、共に暮らし会話する
実証実験は、AIが人と同じ空間を共有し、共に暮らし会話するというものだ。言葉の意味を理解するうえで、同じ世界を共有することが最も重要であることより、その実証実験の場としてメタバースを選んだ。意識を持ったAIは汎用人工知能ともいわれ、人間と同じ知能や心をもったAIの出現を意味するという。汎用人工知能が生まれれば、人のほとんどの仕事がAIに代替され、世界は根本から変わる(シンギュラリティ/技術的特異点)と言われている。同人工知能は、ChatGPTの次のAIであり、日本からこのようなAIが生まれるかもしれないとしている。ただ、汎用人工知能が関連するのはAIだけにとどまらず、脳科学から意識科学、哲学、心理学にわたる異分野にわたるものであり、マインド・エンジンもそれだけの範囲をカバーしているという。
▼同研究についての評価(推薦者の声抜粋):

言語処理学会 理事 山本和英氏
異分野の知見から生まれ、停滞気味の意味理解の研究に風穴を開けるだろう。
▼プロジェクト概要:
期間2023年3月14日(火)〜2023年5月14日(日)目標金額500,000円NEXTゴール2,000,000円リターン一例(返礼品) ・完成したメタバース内の建物の看板掲載:50,000円・完成YouTube動画の最後にスポンサーとして名前を記載:30,000円・田方著『ドラえもんの心のつくり方』サイン本(オリジナルしおり付き):5,000円・ロボマインド・オリジナルステッカー:3,000円
同クラウドファンディング詳細URL::
https://camp-fire.jp/projects/view/611931