「自分自身を取り戻せ」プレミアリーグで苦戦のスカマッカにモイーズ監督が注文

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ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督が、フィットに苦しむイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに言及した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。

昨夏の移籍市場で、サッスオーロから3550万ポンド(約58億6000万円)の移籍金でウェストハムに加わったスカマッカ。昨シーズンのセリエAで36試合に出場し16ゴールを記録していたイタリア代表FWには、クラブの新たなエースとしての期待が寄せられていた。

しかし、プレミアリーグ初挑戦となった今シーズンは、リーグやチームへのフィットに苦戦。最後にゴールを決めたのは1月のプレミアリーグ第20節ウォルバーハンプトン戦まで遡り、12日に行われたプレミアリーグ第27節アストン・ビラ戦でも90分間ベンチに座り続け出番はなかった。

ビラ戦後にスカマッカの扱いについて問われたモイーズ監督は、選手が成長する必要があると強調。試合に出るためには、より一層のアピールが必要になると語った。

「彼のフィジカルデータを見てみると、現在の姿よりもっと良くならなければならないとわかるだろう。ジャンルカは自分自身を取り戻さなければならない。どんな監督だって、悪いチームを見せたいとは思わないはずだ。何かのため勝ちたいと考える選手を出したいと思うし、常に最高のチームを送り出したいと考えている」

「私としては、彼が専念すべきものはそこにあると思っている。我々が彼に対して求めているのは、より大きな、より多くの仕事なのだ」

「彼のボールを持ったときに見せるプレーについて、我々は本当に好んでいる。彼はチームの中でも本当に巧みな選手だ。我々がこれまで行ってきた仕事の中でも、こうした選手はあまり見てこなかった」

2月には代理人から一方的に契約を破棄されてしまったことも発覚したスカマッカ。ピッチ外の問題を解消しないことには、将来は明るくなさそうだ。