東洋インキ株式会社は、「Lioatlas Simulator」の提供を開始した。カラーマネージメントツール「Lioatlas(リオアトラス)」シリーズの新ラインナップ。カラーユニバーサルデザイン(CUD)に対応した配色への変換を簡単に行える。人間の目の錐体には、長波長光に反応する「L錐体」、中波長光に反応する「M錐体」、短波長光に反応する「S錐体」がある。3種類の錐体を持つ色覚グループ「C型」が多いが、一部の錐体を持たないか、もしくは分光感度がずれると「C型」とは異なる色の見え方になる。カラーユニバーサルデザインは、そのような色覚タイプの違いに起因する色の識別のしづらさを解消していく取り組み。今回、東洋インキ株式会社が提供を開始した「Lioatlas Simulator」では、カラーユニバーサルデザインに関する専門知識がなくても、「“誰にでもやさしい”見やすい配色」の実現が可能。色覚の違いによる色の識別のしづらさの解消に役立つ。使用方法は、画像をソフトに取り込み、色覚タイプによる見え方の違いをシミュレーションし、識別しづらい色を最適な色の組み合わせへと自動変換。TIFF/JPEG/BMP/GIF/PNGといった一般的な画像形式に対応し、CMYK形式のデータもダイレクトに読み込める(CMYK形式での保存には後日対応)。対応OSは、Windows 10以降。500円/30日のサブスクリプション方式(クレジット決済)で提供され、サービス開始キャンペーンでの割引提供も実施されている。なお、ソフトのダウンロード後1週間は、全ての機能を無償で試用することが可能。色覚タイプによる見え方の違いのイメージパターン処理を施すことでCUD対応を実現する「Dither(ディザ)オプション」も用意。価格は1,000円で永続ライセンス東洋インキ株式会社
URL:https://www.lioatlas.com/
2023/03/06