2023年2月9日の早朝に、「ツイート送信の1日の制限回数を超えています」とのエラーメッセージによりツイートが投稿できなくなる障害が、世界的に発生しました。

Elon Musk emails Twitter staff to pause ‘new feature development’ during glitch that told users they were ‘over the daily limit’ and blocked them from posting | Fortune

https://fortune.com/2023/02/08/twitter-is-having-a-weird-technical-glitch-that-wont-let-users-tweet-because-they-are-over-their-daily-limit/

Twitter experiencing international outages; most users can’t tweet or DM | Ars Technica

https://arstechnica.com/tech-policy/2023/02/twitter-experiencing-international-outages-most-users-cant-tweet-or-dm/

SNSの障害情報を収集しているサイト・Downdetectorの調べによると、太平洋標準時で2月8日13時30分(日本時間の2月9日6時30分)ごろからTwitterで障害の報告が急増しているとのこと。



by Downdetector

海外メディアのFortuneは、少なくともアメリカとカナダのユーザーが「1日のツイート送信制限を超えた」とのエラーによりツイートができない状況に直面していると報じているほか、日本のTwitterユーザーからも同様の報告が相次いでいます。



IT系ニュースサイトのArs Technicaの記者が試したところ、この日まだ1回もツイートをしたことがないアカウントでもツイート制限に引っかかってしまいました。Twitterはツイート数のリミットを「1日あたり2400件が上限」としており、1回もツイートしていないのに制限されるのは異例です。

なお、予約投稿機能を使用することでツイートの投稿が可能とのこと。



記事作成時点のところ原因は不明で、Twitterのサポートアカウントは「Twitterが期待通りに機能していない方がいらっしゃるかもしれません。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。現在復旧作業中です」とツイートしました。



Twitterの従業員がFortuneに語ったところによると、同社のエンジニアリングチームのSlackチャンネルでは、原因究明に奔走するスタッフらが大混乱に陥っているとのこと。

また、Fortuneのカイリー・ロビソン記者は、「スクープです。Twitterでの障害を受けて、イーロン・マスクCEOが従業員に『スーパーボウルが目前なので、システムの定性と堅牢性を最大化することを優先し、新機能の開発は当面休止してください』とのメールを送りました」とTwitterで報告しました。



Fortuneが入手したマスクCEOのメールにはさらに、「Twitterが使用しているデータセンターの移行や統廃合も一時停止すべきであり、少なくとも来週まではGoogle Cloud Platformの使用量も減らさなくてはならない」と書かれていたとのことです。