美しい色彩、味わい深い濃淡のグラデーション、個性豊かな名前やボトルデザイン……。一度知り始めたらどんどんハマってしまう“インク沼”。近年の万年筆ブームにより、魅力的なインクは益々増えています。ボトルが並んでいるところを見るだけで心が躍るという人も多いのでは?そんなインクの見本帳となる連載をスタート。2023年2月は、前回に引き続き幅広いバリエーションを楽しめるグリーン系カラーに注目します。今回紹介するグリーン系のインクは……
プラチナ万年筆「クラシックインク」#44 フォレストブラック
ナカバヤシ「TACCIA すなおいろ・インク」鶯
文具館タキザワ「雪彩-sessai-」美人林目次ナカバヤシ「TACCIA すなおいろ・インク」について
幼い頃を思い出す美しい色彩のインクシリーズ「ナカバヤシ」の高級筆記具ブランド「TACCIA(タッチア)」から発売されている万年筆専用の「すなおいろ・インク」は、“初々しさ”をコンセプトにしたインクシリーズ。伸びがよく美しい色彩は、クレヨンセットを初めて手にしたときの素直な喜びや感動を彷彿とさせ、幼い頃の思い出を蘇らせてくれます。「橙」「赤」「桃」などを含む13色のカラーは、色をイメージしやすいように漢字一文字の和の色で表現しています。水に溶かしたときにも伸びがよく、色相と彩度のぶれが少ないので画材としても使用可能。万年筆画家・サトウヒロシさんによる緻密なパッケージイラストも実際にこのインクを使用して描かれています。グリーン系のインク「鶯」の魅力
春が待ち遠しくなる柔らかなオリーブグリーン素直な発色が魅力の13カラーの中から、オリーブグリーンの「鶯(うぐいす)」をご紹介。筆記中は濃いグリーンに見えますが、乾いてくると春の訪れを感じさせるような柔らかい鶯色に変化します。伸びがよく、色ブレも少ないので、初めて万年筆を使うという方にもおすすめしやすい一本。少し滲みがあるので柔らかい紙よりもツルツルとしたハリのある紙への筆記に適しています。ボトルの口が広く、筆やつけペンなどでも使いやすそうです。パッケージの絵柄のようにイラスト用の画材として使えるので、この春は葉書に手描きのイラストも添え、季節の挨拶をしたためてみるのも良いかもしれません。画用紙ルーズリーフ用紙(ツルツルの紙)企画部の福永さん「すなおいろは、とても鮮やかで発色がいいインクシリーズです。イラストなどの画材として使用することもでき、水筆を使用したぼかし表現も可能です。インクの伸びが良く本来の色を保ちながらグラデーションを作れるため自然な透明感を表現することができます。『うぐいす』は渋めの緑で、和風な雰囲気が漂う人気の色味です」※インクの色に関して、モニターなど使用されている環境によって色の見え方に違いがある可能性がございます。その点ご了承くださいませ万年筆インク DATA商品名ナカバヤシ「TACCIA すなおいろ・インク」鶯(40ml)価格1,210円(税込)問い合わせhttps://taccia.jp/contact/公式サイトhttps://taccia.jp/detail/sunao-iro-ink/通販サイトhttps://www.fueru-mall.jp/nakabayashi/products/64587.htmlそのほかのグリーン系インク
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