たとえばSurface Pro 9は前モデルのSurface Pro 8と比較して12g(891g → 879g)も軽量化している。USB周りもThunderbolt 4をベースにしたUSB Type-Cが2ポートあり、メインPCとしてもサブPCとしても十分に使えるはずだ。
Surface Pro 9
また、Surface Pro Xを廃止(?)したのも今回の特徴といえる。Surface Pro 9(SQ3プロセッサ、5G対応)モデルを用意し、nanoSIMスロットを備えるのはSQ3モデルのみ。個人的には、Surface ProシリーズがnanoSIMスロットを備えるか、eSIMに対応するのがベストだと思う。だが、最近は外出機会も減り、契約しているMVNOも一番ミニマルなコースに切り替えているため、以前ほどのこだわりはない。
Surface Studio 2+はMicrosoft Storeで約68万円からと、予想どおり手の届く価格帯ではなかった。こちらもCPUやGPUを現行世代に置き換えているが、メモリー(32GB)やストレージ(1TB)を1種類に絞ったのはすがすがしい。
コロナ禍以前の発表会でSurface Studioに触れる機会があったが、ディスプレイの角度を自由に変更できるのは、机上で作業しながらタッチスクリーンの恩恵を受けるのに最適だ。一つ気になるのは「3」ではなく「2+」の部分。MicrosoftはSurface Pro 7から「+」表記を用いており、Surface Studio 2+はマイナーアップデートと考えたほうがよいのだろう。
さて、問題はSurface Pro 9を購入するか否かだが、いまだにためらっている。ローカルストレージは、OneDriveやNASがあるためそれほど大容量でなくてもかまわないのだが、メモリー32GBモデルは高額だ。16GBメモリー/256GBストレージモデルでも約24万円。現在はDevチャネルのWindows 11 Insider PreviewをインストールしているSurface Pro 7は各所に「重さ」を感じるようになり、そろそろ第一線で使うのは厳しくなってきた。
そこでSurface Pro 9をWindows 11 Insider Preview化し、Surface Pro 7はベータチャネルのWindows 11 Insider Previewをインストールするか思案中だ。「必須ではないが何となく欲しい。ただ、検証用で使用頻度は低い」ので、尻込みしてしまう。昔からPCは「欲しいときが買い時」という。販売開始日の2022年11月29日までには答えを出すつもりだ。