前回の記事を参考にWindows 11 バージョン22H2(以下、22H2)へアップグレードした読者諸氏向けの“後始末”をご紹介したい。

まずはISOファイルの削除。アップグレード後は不要な存在ながらも、USBメモリーに書き込んでおけば、トラブル発生時に利用できる。ただ、それだけならダウンロードページから入手できる「メディア作成ツール」で起動可能なUSBメモリーを作成した方が早い。

ダウンロードフォルダーの「Win11_22H2_Japanese_x64.iso」を削除する

続いてはWindows 11 バージョン21H2(以下、21H2)のファイル。従来同様、22H2と競合するファイルは「Windows.old」フォルダーに待避され、一定期間内であれば「回復オプション」で用いられる。そのため、21H2に戻す可能性がある場合、今回のTipsはお薦めしない。

「以前のWindowsのインストール」を削除すると、「回復」から復元できなくなる

22H2が問題なく動作している環境であれば、以下の手順を実行すれば数十GBのストレージ空き容量を確保できる。

検索ボックスに「一時ファイル」と入力し、「一時ファイルを削除する」をクリック/タップする

「設定」の「システム/記憶域」が開いたら、「一時ファイル」をクリック/タップする

「以前のWindowsのインストール」→「ファイルの削除」→「続行」と順にクリック/タップする

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら