元イングランド代表GKベン・フォスターが現役引退…ユナイテッドやワトフォード、WBAなどでプレー

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元イングランド代表GKベン・フォスター(39)が現役引退を発表した。

昨シーズン限りでワトフォードを退団して以降、フリーの状態が続いていたフォスターは15日、自身のYouTubeチャンネルを通じて「大きな発表があるんだ。ついに引退を発表するときが来たんだ」と、キーパーグローブを外す決断を下したことを明かした。

同選手に関してはGKマルティン・ドゥブラフカの移籍に加え、GKカール・ダーローが長期離脱となったニューカッスルが、GKロリス・カリウスを獲得する以前に関心を示していた。だが、フォースターはミッドランドの自宅から車で4時間を要するタインサイドへの単身赴任を敬遠し、オファーを断っていたという。

また、メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドやニースとの話し合いを認めたが、いずれのクラブとも合意に至らなかった。

2005年にストーク・シティからマンチェスター・ユナイテッドに加入したフォスターは、ワトフォードでの武者修行を経て2007-08シーズンからセカンドGKとして3年間在籍。公式戦出場は20試合にとどまったが、2008-09シーズンのEFLカップ決勝のトッテナム戦ではPK戦を含め圧巻のパフォーマンスを披露し、チームのタイトル獲得に大きく貢献した。

その後は、バーミンガム、WBAを経て2018年に古巣ワトフォードに帰還。3シーズンに渡って正GKを務め上げた。プロキャリアを通じてはプレミアリーグ390試合を含む、通算536試合に出場した。

また、2007年2月に行われたスペイン代表戦でデビューを飾ったイングランド代表では通算8試合に出場。2014年のブラジル・ワールドカップではグループステージ最終節のコスタリカ代表戦に出場していた。