四谷三丁目のベーカリー「マミーブレッド」、物価高で閉店

「クリームシチューパン」が人気だった

　（株）マミーブレッド（TDBコード：984654641、資本金1000万円、東京都新宿区荒木町4-4、代表伊吹真波氏）は、8月22日までに事後処理を桃田大介弁護士（東京都新宿区四谷2-13-27、さくら中央法律事務所、電話03-3355-0131）に一任した。

　当社は、1984年（昭和59年）10月に設立。四谷三丁目付近にて「マミーブレッド」の屋号で、パン・サンドウィッチの製造のほか、店舗を併設して飲食部門の運営も行っていた。主力のパン・デリカテッセン部門では、「くるみあんパン」や「丸いクリームパン」、「クリームシチューパン」などが人気を集めたほか、フルーツパーラー向けにパンを販売し、2019年9月期には年売上高約4400万円を計上していた。

　しかし、翌期以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時飲食部門の営業を停止したことなどから売り上げがダウン。近時は、物価高や円安の影響による原材料費の高騰が重荷となり、8月10日をもって閉店するなか、今回の事態となった。

　負債は調査中。