NTT東日本は8月1日、FTTHアクセスサービス「フレッツ 光クロス」の提供エリアを9月1日から拡大すると発表した。あわせて、集合住宅(マンション)への対応や月額料金の値下げも行う。

フレッツ 光クロス

フレッツ 光クロスは、上下最大10Gbpsの高速通信サービス。2020年4月から東京23区の戸建住宅向けに提供してきた。コロナ禍でのリモートワークの普及、オンラインゲームをはじめとした大容量データ通信を必要とするサービスの利用拡大などといった社会環境の変化に応じて、好評を受けて提供範囲を拡大する。

サービスエリアに関しては、東京都下の各市に加え、神奈川県、千葉県、埼玉県にも広がる。市町村ごとに全域提供または一部提供の地域があり、詳細は本記事後半の表に記した。

料金に関しては、基本料金が従来の6,930円から9月以降は6,050円に値下げされる。戸建/集合住宅のどちらでも同料金で、既存契約者にも自動適用される。工事費やレンタルルーターの費用については変更はない。なお、戸建の工事費19,800円に対し、新たに対応した集合住宅の場合は16,500円となる。

改定後のサービスについては、9月1日から申込を受け付けた後に工事などを経て利用開始となる。仙台、札幌などの政令指定都市をはじめとして、今後のエリア拡大については確定次第周知するという。